【速報】対米同時多発テロにまつわる音楽情報 Vol.11
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【速報】同時多発テロにまつわる音楽情報 Vol.11 大変、痛ましい事件が起こりました。それに伴い、現在アメリカでのコンサート・イベント等のほとんどは、中止、あるいは延期となっています。日本来日公演などに関しましても、情報が入り次第、掲載いたします。 ※ニュースが入り次第、リアルタイムに更新いたします 【速報】同時多発テロにまつわる音楽情報 Vol.1へ戻る |
●リアン・ライムスがテロ事件の悲劇にコメント |
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LeAnn Rimesが公式ウェブサイトで、米国の国家的悲劇についてファンにメッセージを送っている。 「ニューヨーク、ワシントン、ペンシルベニアで起こった出来事に、私もみなさんと同様に大変ショックを受け、深く悲しんでいます。今こそ、私たちは愛国心、協調性、強さを持って国民として一致団結するべきときです」 Rimesはまた、事件の被害者を支援するいくつかの方法をファンに伝えている。献血をするにはRed Cross(米赤十字)、米1-800-GIVE-LIFEまで。被害者の遺族を支援するための寄付金はUnited Way基金、米212-251-4035まで。 メッセージと支援のための電話番号リストのほかに、Rimesは米国国歌“Star-Spangled Banner”と“God Bless America”のカヴァーをダウンロードできるように掲載している。 |
●ソウル・シンガーのアンジー・ストーンが同胞のアメリカ人にメッセージ |
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ソウル・シンガーのAngie Stoneは、近日発売予定の新アルバム『Mahogany Soul』からの1stシングル“Brotha”のビデオの仕上げに入っている。ビデオは今週末から公開予定で、アルバムの米国発売は11月に予定されている。
Stoneは、現在、厳しい状況下にある同胞のアメリカ人を励ますメッセージを発表した。 |
●バックストリート・ボーイズのKevin Richardsonがテロ攻撃の発言について釈明 |
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Backstreet BoysのKevin Richardsonは、9月11日の米同時多発テロ事件の直後に行なわれたMuchMusic Canadaとのインタヴュー中のコメントについて声明を発表した。インタヴューの抜粋はmuchmusic.comでオンエアされた。その中でRichardsonは、米国は「少し傲慢」だったと語っている。彼のスポークスパーソンによると「インタヴューのほんの一部分がオンエアされてしまったため、先週NYとワシントンD.C.を襲った惨劇についてのRichardsonの見解が、インタヴュー全体として表明されていない」とのことだ。
Backstreet Boysのクルーメンバーで大道具のDanny Leeは、9月11日(火)にハイジャックされ世界貿易センターに衝突したアメリカ航空11便ロサンゼルス行きに搭乗していた。 Richardsonの釈明声明は次のように述べられている。 「最初に、僕のコメントが人を傷つけるような発言であったならば、謝罪します。誰もが苦しいこの時期に、その場で自分の感情をうまく抑制できなかったのです。僕の思いは言葉足らずで、人を傷つける意志など全くありませんでした。この事件の影響は大きく、ほとんど全ての人がこの惨事に直接、または間接的な影響を受けています。誰も変わることなくこの体験から立ち去ることはできないのです」 「僕が、米国は少し傲慢だと思う、と言ったのは、つまり世界の超大国として、自信過剰になり過ぎ、機会と自由を当然のごとく思っているということなのです。米国は国家として、他とは違うといった態度で振る舞ってきたと感じています。どうしてそうなったのでしょうか?」 「合衆国に存在する自由に心から感謝しています。この事件は米国人にとって、目を覚ます良い機会だと思います。そういった自由は、与えられたものではないということに気づくべきです。他国で起きているテロの報道を観て、何人のアメリカ人が、“あぁ、なんて悲しいことだ”と言ったでしょうか? それで、ただチャンネルを変えるだけなのでしょうか? 今、みんながしているように、アメリカ国民は世界の犠牲者にも哀悼の意を表したでしょうか?」 「僕のコメントで、みんなに僕が政府を嫌っていると思われてることにも失望を感じています。僕は何も嫌ってない。数々の問題や政策について強い信念があるだけです。国民に影響がある政策について常に質問をすることは重要だと信じています。僕の父は米軍で働いていました。僕自身もBackstreet Boysに加入する前、空軍に入隊していました。だから僕が、父から教えてもらったアメリカの価値を裏切ったとみんなが思っていることに傷つくのです」 「みんながお互いにずっと支え合い、強くなっていけるように望んでいます。すべての家族、友人、隣人たちが無事で自由でありますように。そして、神が我々の指導者や同盟国と共に歩み、安全と未来、世界のために正しい決定が下されることを祈ります。Peace. Kev」 |
●ラテン・グラミー授賞式が正式にキャンセル、受賞者に影響はない |
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9月11日のテロ攻撃の影響でRecording AcademyとLatin Recording Academyは、第2回Latin Grammy Awards Showを正式にキャンセルした。両アカデミーの社長兼最高経営責任者、Michael Greeneは9月21日の声明で次のように述べている。 「Recording AcademyとLatin Recording Academyは、第2回Latin Grammy Awardsの放送に関係するパートナーのCBS、Cossette Productions、会場責任者、音楽ディレクター、タレント、旅行代理業者、警備会社、他と数日間に及ぶ慎重な協議をした結果、誠に残念ながら、この規模の国際生放送を別の日程に振り替えるのは不可能だということをお伝えしなければなりません」 「私たちは皆、皆さんと同じように先日の事件で精神的に打ちのめされています。そして、誰もが知るワールドクラスの音楽アーティストが揃う今年のノミネート者に、世界に向けてのショウを提供できないことを残念に思っています。現在、Latin Grammyの受賞者に賞を授与する一番良い方法を検討しているところです。受賞については決まり次第すぐに発表いたします。私たちはこのような辛い時期に辛抱強く支えてもらい、皆さんに感謝しています」 授賞式は11日(火)夜にカリフォルニア州イングルウッドのForumで開催され、CBSで放送される予定だったが、その日の朝に起きた惨劇のため延期された。出席予定となっていたのは、Ricky Martin、Carlos Santana、Jennifer Lopez、Nelly Furtado、Sean "P. Diddy" Combs、Destiny’s Child、Christina Aguilera、Jimmy Smits、Arnold Schwarzenegger、LL Cool J、Marc Anthonyら。 |
●モビーがNY警察と消防署職員の遺族のためにベネフィットを開催 |
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MobyはNY警察と消防署職員の未亡人や孤児の基金(New York Police Department and New York Fire Department Widows’ and Children’s Funds)のために資金集めのコンサートを開く。このイベントは9月25日(火)午後9時(米東部標準時)からNY市のダンスクラブ、Centro-Flyで行なわれる。
また、このベネフィットにはDanny Tenaglia、Francois K (Body & Soul)、Louie Vega、Jr. Sanchez、Peter Rauhofer、Tony Humphries、Ron Trent、Mark Ronson、Liquid Toddらも参加し、他にもさらに多くのアーティストが出演する予定。入場料とドリンク料金の収益金はすべて基金に寄付される。クラブ側は約15万ドルの資金収集を見込んでいる。 Mobyはこのショウのために、’02年5月完成予定の次期アルバムのレコーディングを一時中止した。 |
●ティアーズ・フォー・フィアーズのRoland Orzabalがテロ攻撃について語る |
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Tears For Fearsの結成メンバー、Roland Orzabalは先日のテロ攻撃についてまだ言い足りないようだ。彼は、同胞の英国人はアメリカ人と同じようにそのニュースに反応しているとLAUNCHに語る。
「身近な人が突然死んだときに起こるすべての思いを感じている。落胆、怒り、衝撃、恐怖。この事件に関して、僕は激しいいらだちを感じている。あまり一般的な反応ではないけど、深い、深い、いらだちを感じてるんだ」 “Sowing The Seeds”“Everybody Wants To Rule The World”といったエモーショナルなヒットで知られるOrzabalは、この惨劇で新しい時代が始まったとLAUNCHに語る。 彼はこう付け加えている。 Orzabalの初ソロアルバム『Tomcats Screaming Outside』はテロ攻撃のあった9月11日に店頭発売された。 |
●Artists Against AIDS“What’s Going On”の収益金がテロ救済基金に |
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Marvin Gayeのクラシックソング“What’s Going On”(’74年)が世界的なエイズ救済組織のために2週間前にレコーディングされたが、その収益金は9月11日のテロ攻撃の被害者援助のために設立されたSeptember 11th Fund(9月11日基金)にも分配されることになった。このトラックに貢献しているアーティストはBackstreet Boys、U2のBono、R.E.M.のMichael Stipe、Jennifer Lopez、Destiny’s Child、*N SYNC、P.Diddy、Christina Aguilera、Alicia Keys、Britney Spears、No DoubtのGwen Stefani、Wyclef Jean、Mary J.Blige、Limp BizkitのFred Durst、RootsのAmir、Eve、Nelly Furtado、Savage GardenのDarren Hayes、Ja Rule、StaindのAaron Lewis、Nas、Nelly、Lil’ Kim、Jermaine Dupri、Nona Gaye、Marvinの娘。
Columbia Recordsからの発表では次のように述べられている。 CDシングルには5つのミックスがあり、9月21日(金)から全米のラジオ局でオンエアされる。市場リリースは10月23日。同トラックはNYのBattery Recording Studioでレコーディングされ、当初、世界エイズデイの12月1日にリリースされる予定だったが、先週のテロ事件で発売が延期となった。 |