【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース楽器&AV TOP10
“楽器&AV”の2013年TOP10を振り返ってみよう。ランキングは参考までに30位まで掲載する。
◆【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース楽器&AV TOP10ランキング
“楽器&AV”のTOP10で目立ったのは、とにかくギター関連の話題の強さだ。1位から5位までと7位、9位もギターの話題。さらに10位もギター関連を含む記事。ベース関連も4位と8位に食い込んでいて、なんとギターとベースでトップ10のうち9つを占めるという結果になった。
そのギター関連の中でも、1位と2位を独占したのが、LUNA SEAでもソロでも活躍中のINORAN。どちらもINORANのシグネチャーモデルのギター「INORAN JAZZMASTER #2LTD」に関する話題で、1位になったのはこのギターについてINORAN自身が語ったインタビューだ。しかしこのインタビュー、本当にマニアックだった。初めてギターを手にした頃の話なども少しはあるものの、ほとんどは“59年製のネック”だの“アノダイズドピックガード”だの“ボリュームの減衰カーブ”だの、専門的な用語だらけ。それがダントツの1位になるのだから、INORANファンやコアなギターマニア以外もこの記事に注目したということだろう。第一線で活躍するミュージシャンがどんな機材をどんな思いで使っているのか、ということに興味を持っている人がとても多いこともわかった。
シグネチャーモデルのギターといえば、KISSのトミー・セイヤーのシグネチャーギターの話題も7位に入った。ただ、奇抜なセットとド派手な演出で我々の度肝を抜いた10月の来日公演では、このギターはあまり使われなかったのがちょっと残念。できればこのギターで花火を発射してもらいたかったのだが。
さらに、11位にはGibsonの斉藤和義モデル、12位にはEpiphoneのB'z松本孝弘モデル、15位には高中正義モデルのニュースがランクイン。シグネチャーモデルのギターはつねに読者に注目される話題のようだ。
音楽ゲーム「ロックスミス」も3位と9位にランクインした。新旧のロック名曲を題材に、本物のギターをコントローラーとして使うこのゲームには、世代を問わずハマった人が多かった。
ギター、ベース以外の話題で唯一ランクインしたのが、6位のiOSデバイス用のマイクとアンプの試用レポート。こんなふうに、手軽に持ち歩けるスマホやタブレットを高音質のオーディオ機器にしてしまうような製品は、今後も続々と登場してくるだろう。2014年も楽しみだ。
text by BARKS編集部 森本
◆【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュースTOP10特集
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