マンデラ元南ア大統領主催のエイズ・コンサートがキャンセル

U2のBono、Queen、Coldplay、Macy Grayほかのアーティストが出演する予定だった南アフリカのエイズ・ベネフィット・コンサートがキャンセルになった。

コンサートは2月2日にロッベン島とケープタウンのGreen Point Stadiumで開催され、84歳の元南アフリカ大統領Nelson Mandelaがホストを務める予定だった。

Mandelaがアパルトヘイト時代に政治犯としてロッベン島に収容されたときの番号がタイトルになった曲「48864」では、BonoとEurythmicsのDave Stewart、The Clashの故Joe Strummerがコラボレートしている。

Mandela SOS Human Rightsコンサートに出演が予定されていた他のアーティストはNelly Furtado、Eve、、Shaggy、Ludacris、Deborah Cox、Jimmy Cliff、南アフリカのスターJohnny Clegg、セネガルのYoussou N'dour。

Nelson Mandela基金の代表John Samuelは、声明の一部で次のように述べている。「私たちは今回の機会に名乗りを挙げてれた国際的なアーティストたちの熱意ある反応に圧倒されました。彼らの南アフリカへの献身を重く捉えています。しかしながら、プロデューサー側が基金と満足のいく合意に至らなかったために、コンサートの開催を見合わせる結果となりました」

コンサートは世界中にテレビ中継され、すべての収益金がマンデラ基金、国連機関のUNAIDS、ロッベン島博物館へ寄付されるはずだった。

研究者と世界中の保健機関によれば、南アフリカの9人に1人（約480万人）がエイズを患っているかHIVウイルスに感染しているという。2010年までにエイズによる死亡者は700万人になると見られている。

Darryl Morden, Los Angeles　(C)LAUNCH.com