【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.35「今年のピンクリボンは思わずほしくなる。マイケル・モンローがデザイン」
落ち葉が地面を覆い、秋が深まってきたフィンランドですが、10月と言えばピンクリボン月間!ピンクリボンとはご存知の方も多いと思いますが、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われるワールドワイドの啓発キャンペーンで、ピンクリボンがそのシンボル。フィンランドの今年のピンクリボンはロックファンなら思わずほしくなるデザイン。フィンランドの人気ロッケンローラー マイケル・モンローがデザインしています。
マイケルはこの映像で今年のピンクリボンをデザインすることになったことについて語っています。
「毎日元気にこの地上に立てていることはよい日であって恵まれている。幸せに思わなければならない。音楽は俺の愛すべきものであり、その音楽を通じて重い病気の人を助けることができるのであればそれはとても重要なことであり、この職業で素晴らしいことのひとつである。音楽には治療の力がある。それは自分の経験からも言えるし、他の人が助けられたことも知っている。知名人として最高なことはそれをよいことに利用できることだ。このピンクリボンキャンペーンにかかわることができたのはとても光栄なことだ。重要なことについての知識を広め、資金を募ることはとても大切なことだと思う。俺たちの誰もが重い病気にかかる可能性はいつだってある。必要としている身近な人を大切にすることを忘れないで。このピンクリボンのハートと星は自分がサインするときにいつも書いてるもので、ハートは愛、星は世界中の皆のハートに輝く光を意味している。俺はマイケル・モンロー。2016年のピンクリボンをデザインした。フィンランド人の男性、女性みながこのピンクリボンを一つ、いや何個もつけているのをぜひみたいな。」
そのマイケルはピンクリボンチャリティコンサートにも出演。雑誌の表紙撮影で着ていたピンクの皮ジャケットにサインを入れチャリティオークションにもだしたりと積極的にピンクリボンキャンペーンに参加しています。
マイケル・モンローは解散してしまったハノイ・ロックスでもよく知られていますが、フィンランドでは2011年にスタートしたThe Voice Of Finlandのコーチをシーズン1からずっと続けていて、お茶の間でもよく知られるようになり、今では子供からお年寄りまで年齢を問わず国民的人気を得た感じがします。動物が大好きというマイケルは積極的に動物愛護キャンペーンなどにも参加しています。2013年には彼が今現在住んでいるトゥルク市の最もポジティブなトゥルク人に選ばれていますが、今回のピンクリボンキャンペーンでもポジティブにはパワーがあると伝えています。自分がネガティヴでいればネガティヴなことを引き寄せるが、ポジティブでいればポジティヴなことを引き寄せる。そして例えば自分はついてない日でも他の人に笑顔を向ければ、相手からも笑顔が返ってくる。すると自分もよい気分になれると。
このピンクリボン、現在フィンランドではLindex、K-Supermarket、K-Citymarket、S系列のスーパー(Prisma、S-market、Alepa等)などで1つ3ユーロで売られています。ということで、スーパーのレジに行くと笑顔のマイケルがお出迎えしてくれます。
このピンクリボン対象商品には他にもいろいろあり、売上金の一部が寄付されるようになってますが、お掃除用品も対象になっているものがあり、お掃除タイムにマイケル・モンローお勧めの曲が掲載されてました。
お掃除タイムにおすすめ曲ぜひ聴いてみてください。掃除が楽しくできちゃうかも。
文:Hiro
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