2004年末年始特別企画【BARKSスタッフなんでもトップ5】

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BARKS編集スタッフによる“なんでもトップ5”をお届け!
感動したCDからライヴ、そしてBARKSを通じてさせていただいた取材などで、2004年を振り返りました。
全然関係ない個人ネタもあるけれど、お楽しみいただければこれ幸い☆


音楽サイトBARKSで何が起こったか?
1. ユーザレヴュー 始まった
2. MySelection 始まった
3. SHOP 始まった
4. ノンストップ試聴プレイヤー 始まった
5. リニューアルした

1、2で、ユーザの皆さんが楽しんでくれた。嬉しかった。3でマニアックな商品を紹介したら、マニアックな音楽ファンが濃〜い商品をバシバシ購入してくれた。嬉しかった。4で、いろんな音楽と偶発的に出会える楽しさと喜びが堪能できるようになった。嬉しかった。5で、多くのユーザにストレスのない環境を提供できるようになった。超嬉しかった。リニューアル決行は4月でした。より使いやすく楽しめるように大改造をしましたが、映像帯域を1Mまで上げたのも、この時から。それから比べても、世の中すっかりブロードバンドになりましたなぁ。来年もがんばるぞーい。

アーティストよりファンの方が濃かった
1. Janne Da Arc
2. BUMP OF CHICKEN
3. DAMAGEPLAN
4. 諸星和己
5. 萬Z(量産型)

ちょっとしたニュースにもビビッと反応し、特集に狂喜し、コメント映像に絶賛の嵐を編集部へ浴びせてくれた、良質かつ熱心なファンが付いているアーティスト達でございます。CD売り上げや観客動員の数字だけでは測れない熱いファンの想いが、編集部にはダイレクトに返ってきます。ジャンヌ・ファンの熱心さ、バンプ作品を愛してやまないリスナーの意見は、編集部の励みでもあり宝でもあります(大げさだけど、これホント)。一方、悲報が飛び込んだダイムバック・ダレルの事件、その後の続報にも多くの方が強い関心を寄せていたのが印象的。諸星和己も久しぶりの登場とあって、鬼気迫るファンからのアクセスを受けました。そして最後に、われらが萬Z(量産型)。2004年後期は、常にデイリーアクセス・ランクインの常連であり、底知れぬミュージシャンパワーを内包するビッグなアーティストなんですよ♪

2004の「おいおい…」的海外ニュース
洋楽アーティストやセレブな方々は、何かとおもろいネタを振りまいてくれます。今年も色々ありました。ブリトニー電撃結婚、ジャネット胸ポロ、アラニスが自宅ではスッパですと告白したり、G.マイケルがジャスティンを抱きしめたいと言ってみたり…。そんな中、地味なニュースながら「え?マジ?」「おいおい…」といったニュースをピックアップしてみました。いろんなことがあったなー。

1. P.ディディ、次のアルバムで引退!?
2. エリック・クラプトン、あの名曲がもう聴けない!?
3. カイリー・ミノーグ、死んだ恋人が会いに来る?
4. オジー・オズボーン、エイリアン特命大使に選ばれる
5. サム41、アヴリルに夢中で1時間遅刻
★烏丸哲也
BARKSの頼れる(?)編集長。いつもタオルを離さず、首に巻いてみたり、頭に乗せてみたり。


インタヴューで感激したアーティスト
1. ジーン・シモンズ
2. ANGRA
3. インペリテリ
4. ビヨンセ(デスティニーズ・チャイルド)
5. ジョシュ・トッド

KISSは'77年の初来日コンサートに行って以来の純粋なファン。インタヴュー後にジーン・シモンズにそのことを告げると、「お前たちが俺を音楽という舞台で遊ばせてくれてるんだ」と言ってくれハグされちゃいました。お漏らししそうになった。ANGRAのキコ・ルーレイロは真摯な態度でインタヴューに答えてくれた。にこやかなナイスガイ。片時もギターを離さず、ライトハンドの信じられないような速さで複雑なメロディを弾き続ける。新ヴォーカリストのエドゥもサービス精神満点で、とても楽しいインタヴューになった。ブラジル、いま熱いっす。いやいや気温ではなくてね。インペリテリは田舎のあんちゃん。もうメタル界では古参の部類に入るのに驕ったところはなく、真剣に接してくれた。

2005年に期待できるバンド
1. ジムノペディ
2. k-sama★ロマンフィルム
3. セカイイチ
4. everset
5. FREENOTE

昭和歌謡という形容詞がつくジムノペディだが、そんな安いカテゴリーに収まるバンドじゃない。メロディのふくよかさ、アイデアの多さ、メンバー個々の表現力、バンドアンサンブルの的確さ、フロントに立つヴォーカリスト、ナオミの存在感。どれをとっても一級品。独自な世界観なので、ハマるとぬけ出せなく魅力がある。k-sama★ロマンフィルムはイロモノと紙一重のポジションにいるが、音楽的な実力はスゴイ。練り込まれたメロディラインとk-samaの歌唱力、チャーミングさは群を抜いている。せひ売れてほしいバンドだけど、どうかなぁ…。セカイイチはまだメジャーデビューしていないバンドだが、スケールの大きさは他のバンドを圧倒しそう。春のデビューが待たれる。
★森本 智
忘年会で“生バンドでカラオケが歌える”店で、“生バンドでギター弾き”に挑戦。でも納得いかずリベンジ計画中


お気に入りミュージック・ビデオ
1. ブリトニー・スピアーズ 「トキシック」
2. アッシャー 「YEAH!」
3. ザ・リバティーンズ 「キャント・スタンド・ミー・ナウ」
4. ザ・ストリーツ 「フィット・バット・ユー・ノウ・イット」
5. ラスト・デイズ・オブ・エイプリル
  「イッツ・オン・エブリシング」

(1)このビデオはかっこいいですねー。自腹でDVD買っちゃいました。自分的には「アイム・ア・スレイヴ・フォー・ユー」以来のセンセーション。(2)チープかつシンプルなワンループなんですが癖になります。(3)活動休止となった今では一層心に響く、泣けるビデオ。(4)イギリスのエミネム。フジロックのステージも最高でした。(5)スウェーデンからの新風。アストロ単独公演は今年のベストアクトの一つ。

キュートなビデオ
1. SweetS 「SweetS特集 June_2004(PV撮影準備編)」
2. 星井七瀬 「ID February_2004」
3. BoA 「ID December_2004」
4. 若槻千夏 「ID March_2004」
5. 2nd X'mas featuring dream+SweetS+嘉陽愛子
  「X'masメッセージ_2004」

(1)どれか1本を選ぶのは非常に難しいところですが、HARUNAの寝顔、AYAのサッカーなど、レアシーン満載なこのビデオを。(2)「恋愛15シミュレーション」で日本のヒップホップ界に衝撃を与えたなっちゃん。nanapremesでもがんばってください。(3)BoAちゃんのサンタさんへの願い事がかわいいです。(4)ちぃちゃんは実はかなり歌が上手いです。(5)dream・麻未ちゃんのボケが結構笑えます。dreamからSweetS・MIORIへの鋭い突っ込みも。

お気に入りアルバム
1. ザ・リバティーンズ 『リバティーンズ革命』
2. Every Little Thing 『commonplace』
3. フランツ・フェルディナンド 『フランツ・フェルディナンド』
4. スノウ・パトロール 『ファイナル・ストロー』
5. レイザーライト 『アップ・オール・ナイト』

(1)バンドの不安定な中、非常に短時間でレコーディングされたというライヴ感がプラスの方向に作用している、心に刺さる一枚。(2)アコギ・生音重視の新境地。癒されます。(3)今年の新人はこの人たちに尽きるでしょう。(4)北国っぽい、ひんやりとした浮遊感が素敵です。(5)ストロークス好きな人はぜひ。
★末吉靖永
今年、髪をバッサリ切って(剃って?)さっぱりと短髪にしたものの、アイドル好きは変わりません。


強力に楽しめたライヴ
1. <続 ナニワ・サリバン・ショー> 2/27@大阪城ホール
2. <Song Letters> 5/30@大阪城ホール
3. 長渕剛 8/21@桜島
4. bonobos 9/5@Que
5. スガ シカオ 2/18@新木場

1、2位ともに大阪のラジオ局FM802のイベント。さすが大阪人、このイベントが文句なく楽しかった! 長いイベントだったけど飽きさせず、あっという間。ただアーティストのライヴを並べたのではない企画力には脱帽。楽しませる、という基本を教えてくれました。

強烈に印象的だった取材
1. ロットングラフティー vs ハロルド作石
2. 河口恭吾(湯島聖堂ライヴ直後)
3. KREVA(『新人クレバ』リリース時)
4. BLUE AGE ORCHESTRA
(「永遠の木」一発録りメイキング)

5. Vo Vo Tau
(ライヴ終了後、ファンを招いてバックステージへ)


河口恭吾は、ブレイク前・ブレイク直後・人気不動へ…と三段階と取材(&立会い)。本人はいつまでも気さくでトレードマークの白シャツに黒のスリムなパンツなのだけど、明らかに、白シャツの質が上がってた!

プライベートでは…
1. 富士山初登頂
2. 裏磐梯中津川での沢登り
3. 豪雪の白川郷観光
4. 女友達と横浜インターコンチにお泊り
5. 斜めドラム洗濯機購入

友達が1ヶ月前から予約して楽しみにしていた彼とのシティホテルでのお泊り。当日大ゲンカをやらかしたとかで、急遽私に電話。「キャンセルするのが悔しいから一緒に泊まって!」。ヤケ酒に付き合い、女同士でダブルのベッドで眠りました。そして私も決心しました。
★星野まり子
なんちゃって副編。最近、二層式から最先端の洗濯機に乗り換えたのに、うれしくて稼動中でも洗濯機の前に釘付け。


忘れられないライヴ
1. THE YELLOW MONKEY 12/26@東京ドーム
2. 長渕剛 8/21@桜島
3. 倉木麻衣 7/24@国際フォーラム
4. つばき 6/18@渋谷CLUB QUATTRO
5. 吉川晃司 2/14@日本武道館

吉川氏の武道館ではキャリア20年にして衰えないアグレッシヴさに熱くなり、つばきのクアトロでは内燃するエナジーと丁寧な演奏にシビれ、倉木麻衣のフォーラムではライヴ・アーティストとして急成長を遂げたステージ・パフォーマンスに感動。そして、桜島の大地での死闘とも言える壮絶な9時間ライヴを完遂した長渕アニキに心酔し、THE YELLOW MONKEYの最後の演奏となった“葬儀”での「JAM」で落涙。悲喜こもごもな一年でした。

アカツキ.WEBショウ 名珍場面
1. vol.23,24 G.G.C.ツアー東京決戦GIG
2. vol.12 唸れ!! 上腕二頭筋
3. vol.16 雨の明大祭ライヴ
4. vol.6 レコーディング・スタジオに潜入!
5. アカツキ.秘宝館


今年の7月からスタートし、毎週撮れたての映像をお届けしてきたこの連載。ライヴでは文句ナシに格好いい4人なのに、オフ・ステージではサービス精神をダダ漏れにし、体当たりの企画にも挑戦。毎回、驚きと発見と感動と笑いを提供してくれるメンバーたちには大感謝です。来年もヨロシク!

プライベートの五大事件
1. 友人が電撃入籍
2. ひと月の呑み代が10万円を超えた
3. 祖母が他界
4. お見合いねるとんパーティーに参加し損ねた
5. 某イケメン俳優のファンクラブ・イベントに参加

仕事では何度か行ったことがありますが、ファンクラブのイベントというものにプライベートで初参加。テレビでしか見たことがないイケメン俳優の素敵っぷりに、歳を忘れて黄色い声を上げてしまいました。で、そんなイイ歳してイケメン俳優にお熱な私を尻目に、公私に渡りお世話になっている友人のライター嬢が電撃入籍。「愛されている妻の顔」とはかくも美しいものかと感心しつつ、独り身の侘びしさが身にしみる今日この頃です。
★望木綾子
編集部きってのおもろネエさん。最近の口癖は「恥じらいは20代のときに置いてきた」。


今年素晴らしかった12インチ
1. 『NY BOOM(moonstarr remix)』 REDNOSE DISTRIKT
2. 『Brown Eyed Warrior(moonstarr remix) 』 Lal
3. 『Detroit』 moonstarr
4. 『Domu』 discotech EP
5. 『REWIND!4 12'SAMPLER』

今年はもうmoonstarrの年と言っても良いでしょう。彼はリミックスワークが本当に多いのですが、そのどれもがハイクオリティで、常にリスナーに驚きを与えてくれました。UR(アンダーグラウンド・レジスタンス)とDJプレミアから影響を受けたという彼のバックボーンがよく表われている1。2は彼の十八番である壊れたリズムが存分に発揮された傑作。3で奏でられる柔らかなシンセの音は、URを彷彿とさせる作品です。この曲はGilles Petersonも来日時にかけてました。ほかにも西ロンドン周辺からは、YamWho?やDomuを筆頭に絶えず秀作が届いていました。一時期、クラブ・ミュージックシーンは西ロンドン発が溢れかえっていましたが、ブームが一段落した昨今では、彼らのような本当に実力あるアーティストのみに淘汰された感があります。そんな彼らは、来年、どんな驚きをぼくらに与えてくれるのでしょうか。とても楽しみです。

2004年度ベストコミックス
1. 「PLUTO」 浦沢直樹
2. 「素晴らしい世界」 浅野いにお
3. 「鋼の錬金術師」 荒川 弘
4. 「のだめカンタービレ」 二ノ宮知子
5. 「ナンバーファイブ」 松本大洋

マンガ好きのぼくとしては、今年は豊作の年でした。特に文学的なアプローチで描かれた作品が非常に多く、2や5なんていうのは、その代表的な作品だったと思います。それに対し3や4のような、いわゆる王道マンガ的な中からも傑作が数々登場しているのがおもしろかった。そんな中で、その両アプローチをバランス良く描いたのが、1の「PLUTO」。鉄腕アトムというマンガの代名詞ともいえる題材を、ミステリー小説のような緻密なプロットを用いてリミックスしたこの作品は、浦澤直樹の最高傑作といっても良いのではないでしょうか。今後の展開が、一番気になる作品です。
★宮崎敬太
2004年の暮れ迫ったころに新しくスタッフに加わった新人クン。期待の星です☆


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