R. ケリー、児童ポルノ容疑で無罪を主張

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6月26日(水)朝、グラミー受賞のシンガー/ソングライターR. Kellyが、クック郡裁判所で行なわれた罪状認否で児童ポルノに関する21の容疑に対して無罪を主張した。Kellyはシカゴにあるその裁判所から出るとき、報道陣には何も語らなかったが、“R. Kelly We Luv You”と書かれたTシャツを着て支援に集まったファンには気付いていたようだ。

今月はじめ、Kellyは児童ポルノの製作と配布、また未成年者に性行為をさせ、テープやフィルムに収めるなどの21の容疑で起訴された。彼は当初、フロリダのポーク郡で逮捕されたが、75万ドルの保釈金を支払い、自由の身となっていた。その後すぐにシカゴ警察に逮捕され、今回、正式に法の裁きを受けることになった。

容疑は当局が押収したビデオに端を発し、そこには未成年の少女との性行為におよぶKellyの姿が映し出されている。Kellyは50人以上の証人との会見を含む捜査の末、'02年6月5日に起訴された。FBIの法廷専門家らによって全面的な調査が行なわれ、テープは本物との結論が出ている。

Kellyは、警察が押収したビデオに映っているのは別の男性だと主張、さらに未成年者の親たちは、テープに映っているのは自分たちの娘ではないと語っている。

Kellyの罪状認否で、彼の弁護士のひとりSam Adamsはテープの信憑性を問題にし、次のようにAP通信に語っている。「問題のテープを見たが、FBIは昨年1年間で100回のミスを犯している」

もしKellyが第1級重罪となれば、最高15年の懲役と10万ドルの罰金が科せられる。

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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