R.ケリー『ラヴ・レター』に、「ユー・アー・ノット・アローン」のセルフ・カヴァー

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メジャー16作目となるニュー・アルバム『ラヴ・レター』を12月22日に国内盤リリースするR.ケリーだが、本作に大きなサプライズが用意されていたことがわかった。シークレット・トラックとして、R.ケリーの作詞作曲で知られるマイケル・ジャクソンの名曲「ユー・アー・ノット・アローン」のセルフ・カヴァーが収録されているのだ。

◆R.ケリー画像

今回収録が決定した経緯についての詳細はまだ明らかにされていないが、R.ケリーはかつてマイケルに「ユー・アー・ノット・アローン」をはじめ「ワン・モア・チャンス」「クライ」といった楽曲を提供し、生前のマイケルとスタジオで実際にレコーディングするという貴重な経験を持つソングライター/プロデューサーのひとり。また数多くの他アーティスト達と同じように、マイケルを最も影響を受けたアーティストのひとりに挙げ、マイケルの存在こそが音楽の道に進んだ最大の理由のひとつ、と公言してやまない熱狂的なファンでもある。

マイケル没後、2009年秋に行なわれたケリーの全米ツアー<レイディーズ・メイク・サム・ノイズ>では毎晩ショウの中盤にMJトリビュート・コーナーが設けられ、ケリー自作のトリビュート・ソングにのせて、マイケルの映像や写真をつないだダイジェスト映像が上映されていた。中でも話題となったのが、カー・ステレオから流れてくるR.ケリーのヒット曲「イグニッション」にあわせて、移動中の車のバックシートに座ったマイケルがノリノリで踊っている映像だった。

「初めてこの映像をYouTubeで観たときは泣いたよ。(マイケルが)車のバックシートで、俺の曲で踊ってるんだ!曲にのめりこんで、凄く気にいってくれている様子も伝わってきた。あれを観たとき“ついにやった”って思った。これからもずっと歌い続けることはできるし、今までたくさんの曲を書いて世界中でヒットした。いろんな賞ももらった。でもこういうことなんだ。音楽を20年間続けてきて初めて、“ついに俺はここまでたどり着いた”って確信出来たんだ」

ちなみにこのエピソードにはこんな続きもある。

「あるときマイケルに聞かれたんだ、“僕のためにイグニッションみたいな曲を書ける?あの曲大好きなんだ”って。で、こう答えたんだ。“イグニッション”は“スリラー”には及びもしません、でもある意味“スリラー”みたいなところがあって…つまり何度も書ける曲じゃないんです。もう書けないと思います、すみません”って(笑)」

R.ケリーの新作『ラヴ・レター』は、サム・クック、ジャッキー・ウィルソン、マーヴィン・ゲイといった往年のレジェンドにインスパイアされたという、前評判の高い50s~60sソウル風アルバムとなっている。

『ラヴ・レター』
2010年12月22日発売
BICP-2967 ¥2,520(税抜)
※日本盤ボーナス・トラック計4曲収録
※初回生産限定スペシャル・ラヴレター仕様(輸入ボックス付)

『エピック』
2010年12月22日発売
SICP-2966 ¥2,520(税抜)

◆R.ケリー・オフィシャルサイト
◆R.ケリー・オフィシャルサイト(海外)
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