【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「シェル」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第64回のお題は「シェル」です。
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ドラムの胴体部分。基本的に桶状になっており、そこに打面となるヘッド(皮)を取り付けることで、ドラムを形成する。また、シェルにさまざまなパーツを取り付けることで、異なる用途での使用が可能になり、例えば、スナッピーを取り付けることでスネア・ドラムに、脚部を取り付けることでフロアタムやバスドラムとなる。
シェルの材質は大別して木製か金属製の2種類。しかし、それぞれにさまざまな素材が用いられる。
木製ではメイプル、バーチ、マホガニーなど、金属製ではスチール、アルミ、ブラスなどが使われることが多い。また、アクリルなどの合成樹脂や、カーボンファイバーといった繊維素材などもシェルの素材として用いられている。さらに、金属と木材が混合したシェルなどもある。
シェルの素材の違いによって、その音も変わると言われている。加えて、シェルの大きさ(深さ)や厚みの違いもサウンドに影響するとされる。
文:竹内伸一
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