【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「指板」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第52回のお題は「指板」です。
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ギター、ベース、バイオリン、チェロなどの弦楽器において、ネックの表面側のこと。この上に弦を張り、指で弦を押さえつけることから指板と呼ばれる。フィンガーボードとも言う。
多くの弦楽器の場合、ネックに硬質な木片を貼り付ける構造になっている。この木片は一般的に、バイオリン、チェロ、ヴィオラなどの擦弦楽器の場合、エボニーやローズウッド、ギターやベースの場合は、ローズウッド、メイプル、エボニーなどが使われる。
また、指板の形状は演奏のしやすさからなだらかなカーブを描いているものが多い。このカーブをR(R - radius - 半径)と呼ぶ。アコースティックギターやクラシックギターの場合、このRがほとんどなく、平らな指板(フラット)を持つものが多い。
文:竹内伸一
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