【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ワウペダル」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第44回のお題は「ワウペダル」です。
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楽器の音響効果に変化を与えるエフェクターの1種。筐体に取り付けられたペダルを踏み込むことで音の周波数帯を変化させ、文字通り“ワウワウ”と聴こえるような音を出す。
主にエレクトリック・ギターで使用されるエフェクターだが、ベース・ギター、キーボード、クラビネット、トランペットなどで使用されることもある。
その起源には諸説あるが、トランペッターのクラウド・マッコイが考案したミュートの開閉によってサウンドを変化させる奏法を、キーボードでも実現するために開発したのが始まりとされる。それをエレクトリックギターの演奏に転用したことで普及したと言われている。
1967年に英国のVOXが世界初のワウペダル、Clyde McCoy Wah-Wah Pedalを発売。その後、エリック・クラプントンやジミ・ヘンドリックスなどが使用したことで爆発的な人気を得た。
文:竹内伸一
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