ナイキ、リル・ナズ・Xとコラボし血の入った“サタン・シューズ”を制作した集団を告訴

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ニューヨークを拠点とするアート集団MSCHF Product Studio Inc,が、リル・ナズ・Xとコラボし、ナイキのスニーカー『Nike Air Max 97』をカスタマイズし悪魔をテーマとした“Satan Shoes”を制作したことに対し、ナイキが商標権侵害でMSCHF Product Studio Inc,を訴えた。

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“Satan Shoes”は、ソール部分の赤いインクにMSCHFのメンバーの血一滴を加えていると言われ、物議をかもしていたが、月曜日(3月29日)、666足限定、1足1,018ドル(約11万2,000円)でオンライン販売されると1分以内で売り切れたという。

ナイキはこの制作、販売に関わっておらず、承認もしていないが、そう勘違いする人は少なくなく、ボイコットの呼びかけなど、同社が非難されているそうだ。

リル・ナズ・Xは先週終わり(3月26日)、新曲「MONTERO (Call Me By Your Name)」をリリースし、そのミュージック・ビデオには、ポールをスライドする形で天国から地獄へ降り立つシーンがある。“Satan Shoes”には、『Lil Nas X』『MSCHF』の名前ほか、「彼らに言われた、“わたしはサタンが電光のように天から落ちるのを見た”」とあるルカによる福音書第10章18節を意味するのであろう『LUKE 10:18』との文字が入っている。






ロイター通信によると、ナイキの訴状にリル・ナズ・Xの名はないという。

Ako Suzuki
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