エドワード・ヴァン・ヘイレン、死去
史上最も偉大なギタリストのひとり、エドワード・ヴァン・ヘイレンが、10月6日、癌との闘病の末、亡くなった。まだ65歳だった。
息子でヴァン・ヘイレンのベーシスト、ウルフギャングはSNSを通じ、「これを書かなくてはならないのが信じられないが、僕の父、エドワード・Lodewijk・ヴァン・ヘイレンが、今朝、長く厳しい癌との闘いに敗れた」と訃報を伝えた。
「これ以上望めないほど最高の父親だった。ステージの上、オフ・ステージで彼と一緒に過ごした時間すべてが贈り物だった。僕の心は引き裂かれてる。この喪失から完全に立ち直ることができるのか、わからない。パパ、すごく愛してる」
エドワードは1955年オランダで誕生し、7歳のとき家族と共にアメリカへ移住。幼いときからピアノを習い始め、地元のコンテストで1位に輝くこともあったが、ティーンエイジャーのときにギターに転向し、兄アレックスとバンドを結成した。
バンドは数回改名、メンバー・チェンジを経て、1974年にヴァン・ヘイレンが誕生。「Dance the Night Away」「(Oh) Pretty Woman」「Jump」「Panama」「Why Can’t This Be Love」などがヒットし、屈指のロック・バンドの1つとなり、エドワードのギター・テクニック、サウンドは世界を圧倒した。
2000年に舌がんの治療を受け完治したものの、数年前、癌が再発し治療中だと報道されていた。音楽シーンからは遠ざかっていたが、今年1月には妻が彼の誕生日を祝い、元気そうな姿をSNSに投稿していた。
Ako Suzuki
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