ローランド、iOSにも対応したUSBオーディオインターフェイスの新シリーズ「Rubix」誕生、使いやすさを追求した3モデルをラインナップ

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ローランドが、パソコンやiPhone、iPadに接続して本格的な音楽制作やネット配信ができるUSBオーディオインターフェイスを、さらに使いやすくデザインも一新。新シリーズ「Rubix」3モデルが登場した。

1998年に世界初のUSB 1.1対応オーディオインターフェイス「UA-100」を発表したローランド。その後も「UAシリーズ」として、数々のUSBオーディオインターフェイスがリリースされた。そして今回、UAシリーズで高い評価を得た高音質、低ノイズ、低レイテンシーなどの基本性能を引き継ぎ、使いやすさをさらに追求した新シリーズ「Rubixシリーズ」が誕生した。

ラインナップは入力端子と出力端子の数の組み合わせで3モデルを用意。「Rubix44」は入力4/出力4、「Rubix24」は入力2/出力4、「Rubix22」は入力2/出力2を備える。いずれも最大24bit/192kHz対応で、入力端子はXLRコンボ・ジャックを採用。ダイナミック・マイク、コンデンサー・マイクはもちろん、ギター、ベース、オーディオ・プレーヤーなど、さまざまな機器が接続できる。さらにMIDI入出力端子も備える。

注目はやはり使いやすさ。音声入力の状態を確認するレベル・インジケーターは、正面と上部のどちらからも見えやすいようにデザイン。「Rubix44」「Rubix24」では、過度な入力レベルを自動で抑えるコンプレッサー/リミッターが搭載されるのもうれしいところだ。

本体は堅牢で高級感のあるメタルボディを採用。頑丈なのはもちろんパソコンなどからの電磁波も遮断する。また、全出力にインピーダンス・バランス型出力回路を採用、ステージ上のケーブルなどからのノイズを軽減する。さらに全出力端子にグラウンド・リフト機能を搭載し、グラウンドループによるノイズを遮断できるのもポイントだ。

3モデルともローランド独自のドライバー技術によりユーザー自身によるドライバーのインストール作業が軽減されているのも見逃せない。MacOS、iOSではUSB Audio Device Class 2.0対応機器として、ドライバーのインストール作業は不要。Windows 10ではネットワークからのドライバー自動ダウンロードとインストールを行う。

ソフトウェアでは、録音/ライブ/制作と幅広い用途で人気の音楽制作ソフト「Ableton Live Lite」のライセンスが付属。買ったその日から快適&高音質での音楽制作が始められる。

価格はいずれもオープンプライスで、実売価格は「Rubix44」が33,000円前後、「Rubix24」が23,000円前後、「Rubix22」が18,000円前後となる見込み(いずれも税別)。


▲「Rubix44」は入力4/出力4、電源は付属のACアダプターを使用。前面にはSENSツマミやレベルインジケーター、ヘッドホン端子、背面にはオーディオ出力、MIDI入出力、グラウンド・リフトスイッチなどを配置。ループバックとコンプ/リミッターのスイッチがあるのは「Rubix24」と共通。


▲「Rubix24」は入力2/出力4(左)、「Rubix22」は入力2/出力2(右)を用意。電源はUSBバスパワーでDC 5V端子も備える。「Rubix22」はコンプレッサー/リミッターは備えないが、他モデル同様バランス出力、グラウンド・リフトに対応する。


製品情報

◆Rubix44
価格:オープン
◆Rubix24
価格:オープン
◆Rubix22
価格:オープン
発売日:2017年2月下旬

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