Ken Yokoyama、9月発売のニューアルバムはロックンロール

Ken Yokoyamaが9月2日、前アルバム『Best Wishes』より約2年10ヶ月ぶりとなる6thアルバム『Sentimental Trash』をリリースすることが発表となった。

◆Ken Yokoyama 画像

前作『Best Wishes』のシリアスな熱量に比べれば、『Sentimental Trash』は終始ゴキゲンで茶目っ気もたっぷりな作品に仕上がっているという。古き良きロックンロールの“記号”や“お約束”をも楽しんでいる横山健は、今までの現場主義とは異なる場所にいるようだ。

横山健のルーツを紐解けば、パンクに目覚める前からロックンロールと出会い、50～60年代の音楽を聴き漁ってきた。それは過去にカバーしてきたタイトルを振り返れば一目瞭然であり、いつか古い名曲ばかりを扱うカバーバンドをやってみたいと無邪気に語る姿も、ここ数年で何度か目撃されている。その欲望は、初めてのセミ・アコースティック・ギターを手にしたことから加速した。まずはギブソンのESシリーズ、さらにはロックンロールの王道たるグレッチへ。改めてロックンロールに惚れ直し、ギターの奥深さを思い知る。夢中で新曲を書き続け、それらをKen Yokoyama名義で発表するためにバランスを調整したのは後のこと。とにかく、ギタリストとしての探究心が爆発したという。

日本におけるメロディックパンクの創始者であり、今もシーンの頂点に君臨するKen Yokoyamaのソロ6作目は、見事にロックンロールしている。チャック・ベリーよろしく腰を落とし、エルヴィスばりに腰をくねらせて笑顔でシャッフルビートを奏でる『Sentimental Trash』は、意欲作であり、冒険作であり、あるいは問題作。しかし、生涯パンクスとしての考え方は変わることがない。

全12曲を収録したアルバム『Sentimental Trash』リリース後には、9月25日の渋谷 CLUB QUATTRO公演を皮切りに全国ツアー＜Sentimental Trash Tour＞がスタートする。現在のところ2月14日の名古屋 Diamond Hall公演までのスケジュールが発表となっているが、いまだ未発表の公演も控えているとのことだ。こちらもお楽しみに。




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