洋楽ロックを日本に伝えてきたカメラマン、長谷部宏
音楽雑誌「MUSIC LIFE」専属カメラマンとして日本で初めてザ・ビートルズを撮影した長谷部宏(はせべこう)による、偉大なるロック・ミュージシャンたちの写真展示会が、新宿のBギャラリー(ビームス ジャパン 6F)で開催される。一部販売される作品もあるという。
◆写真展画像
1930年東京生まれの長谷部 宏は、1951年に東京写真専門学校(現東京工芸大学)卒業し、近代映画社でカメラマンとしてのキャリアをスタートさせた人物だ。1964年秋に『スクリーン』誌の特派員として渡仏し、このフランス滞在中に新興楽譜出版社(現シンコーミュージック・エンタテイメント)の故草野昌一と偶然再会したことで、同社ミュージック・ライフ誌の取材でビートルズの撮影を依頼されることとなる。1965年にアビー・ロード・スタジオでビートルズを撮影し、帰国後はビートルズの来日はもちろんのこと、ミュージック・ライフを中心に活躍、1990年代終わりまで主に洋楽アーティストを撮り続けたフォトグラファーだ。
既発作品として、『小さな世界の大きな巨人たち』(1975年)、『ロック・ショット』(1984年)、『ロック50の肖像』(1995年)、単行本『ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事(赤尾美香著)』(2013年)といった写真集がある。
今回の展示会では、1966年のビートルズ初来日をはじめ、ジャマイカでレコーディングした1970年代のザ・ローリング・ストーンズ、被爆地である広島をカメラを手にして歩くジミー・ペイジとロバート・プラント、さらに、デビュー間もないピンク・フロイドのシド・バレットやザ・フーの貴重な現地取材写真、その後、1980年代にかけては、キッス、クイーン、エアロスミスの独占撮影など、ロックファンを狂喜させる貴重な写真がお目見えする。
<MUSIC LIFE PHOTO EXHIBITION~長谷部 宏の写真で綴る洋楽ロックの肖像~>
入場無料
@Bギャラリー(ビームス ジャパン 6F)
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32-6
TEL:03-5368-7309
http://www.beams.co.jp/labels/detail/b-gallery
◆写真展示会サイト
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