【ライブレポート】BREAKERZ、3人3様で新たなステージへ


◆BREAKERZ画像
「今日は、俺はこのライブで“3K”を提示したいと思います。まず、みんなへの“感謝”!そして、みんなとの“絆”!そして、未来への“希望”!この“3K”にあふれたライブにしたいと思うんで、思いっきり盛り上がっていこうぜ!」──DAIGO

「このツアーは、ライブハウスから始まって今日で30本目ということで、最高のライブを色んなエリアでやることができて…。本当に素敵な思い出を更新していって、その名の通り“BEST”なツアーになりました。本当に、応援してくれるみんなのおかげです、ありがとうございます!」──DAIGO

そして「CHALLENGERZ」では再びパワフルな爆音を鳴らし、「スマイル100%」はチアリーディング・チームがステージを華やかに彩る。「踊ろう!せーの、ジャンプ!」。チアガールのひとりから金色のポンポンを受け取ったDAIGOの合図とともに、1階席、2階席、そして3階席まで埋め尽くされた客席は全員一斉にジャンプ!エネルギッシュなパフォーマンスでロック・スピリットを表現するのはもちろん、BREAKERZ流のエンターテインメント精神もいかんなく発揮してファンと一体感を作っていくのが彼らのライブのスタイルだ。

そして、アンコールは、先ほどまでの熱気を穏やかに鎮めるように、アコースティックセットで「B.R.Z ~明日への架橋」と「君の声が聴こえる」を披露。さらに、このツアーのために3人でセッションして作った新曲「心をつないで」もファンへプレゼントする。「今、俺達を応援してくれる全員にメッセージとして贈りたいと思って、心を込めて作った曲を聴いてもらいたいと思います」(DAIGO)。SHINPEI、AKIHIDEのアコースティックギター、DAIGOのボーカル、その一音一音はまさに今の彼等からファンへのメッセージだ。心をつないで、それぞれの道を信じて進もう。そんな一節も印象的だった新曲は、BREAKERZが産声を上げた5年半前から現在までの“感謝”、メンバーとファンとの“絆”、そして、さらなる未来へと続く“希望”のメッセージ。今のリアルな思いをありのままに表現した心温まる1曲を、会場がひとつになった温かな拍手が包む。
「ここにいるひとりひとり、そして、全国で応援してくれてるBREAKERZのファンのみんながいてくれたからこそ、最高の景色を見ることができました。みんなからは、“応援することしかできない”とか、“本当に無力で、BREAKERZを好きでいることしかできない”とか、そういうメッセージをもらったりします。でも、俺達にとってみんなの存在は、本当にかけがえのない宝物で…。みんなは無力なんかじゃなくて、俺達BREAKERZを幸せにしてくれてます。だから、俺達BREAKERZは、これからも絶対にみんなを幸せにします。みんながくれた宝物を胸に、もっともっとみんなと最高の景色を見ていきたいと心から思います。俺達3人それぞれが、もっと輝いて、そして、みんなに照らされて、最高のBREAKERZになってここに戻ってきます…」(DAIGO)
スポットライトに包まれて並び立ち、この日何度目になるか分からないファンへの感謝を伝えたDAIGO、SHINPEI、AKIHIDE。その3人へ、ファンは「光」の大合唱で感謝を返す。僕と君の物語は続く、終わりなきステージへ。まさに「光」の歌詞通り、ファンと一緒に作るBREAKERZの物語はこれからも続いていく。そして、ライブのエンディングもまた、まさに“終わりなきステージ”を地でいくよう。「お前ら暴れ足りないみたいだからもう1曲いっちゃおうか! かかってこい!」(DAIGO)。「GRAND FINALE」「WAKE UP MY SOUL」「Destruction」「SUMMER PARTY」と、事前に用意されたセットリストには乗っていない曲達を、ライブを終わらせたくないと言わんばかりに次々とファンへプレゼントしていく。
「本当に、みんな、心の底から愛してるぞ!」(DAIGO)。
スタッフ、サポートメンバーのMAKOTOとMATSU、友達、家族、一人ひとりのファン…。<BREAKERZ LIVE TOUR 2013 “BEST” -HALL COLLECTION->は、BREAKERZを支える全ての人へ盛大な拍手が贈られる万感のエンディングを迎えた。
そして、熱気の余韻に包まれるステージで、新たなステージへ向かっていくBREAKERSからの報せがスクリーンに映し出される。SHINPEIは新バンドMUSCLE ATTACKを結成、1stライブを2013年5月11日(土)六本木morph-tokyoで開催。AKIHIDEはソロ1stアルバム『AMBER』を6月にリリース、同作を引っさげたツアーも決定。そしてDAIGOは、自身のバースデーパーティーを2013年4月8日(月)にZepp Diver Cityで開催するとともに、DAIGO☆STARDUSTとして“一夜限りのspacey live”を開催と、ソロ・プロジェクトに挑む3人へエールを贈るかのようにファンは割れんばかりの歓声を贈る。最高のBREAKERZになってここに戻ってきます…DAIGOからのメッセージの通り、それぞれの個人の活動でさらなるパワーを蓄えた彼等が、最高のBREAKERZとなって戻ってくる日をファンは誰もが待っている。
取材・文:道明利友
◆BREAKERZ オフィシャルサイト
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