警備のための警官が不足!? ビースティー・ボーイズ、レディオヘッドが出演予定のフェスティヴァルが開催中止の危機

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6月7日、8日にNY市で開催が予定されている“フィールド・デイ・フェスティヴァル”が、5月17日(火)、思わぬ障害にぶつかった。このフェスティヴァルはBeastie BoysRadioheadBlurほかをヘッドライナーに、NYのカルヴァートンで開かれることになっているが、大観衆を集めるための許可が下りないという。

サフォーク郡公衆衛生局代表のBruce Williamsonは、カルヴァートンの行政管区となる町、リヴァーヘッドに十分な警官を配備するにあたって、近隣自治区との協力が得られないと話している。プロモーターの予想では、コンサートには5万人が見込まれている。

リヴァーヘッドには74人の警官しかおらず、近隣の町から了解を得てサフォーク郡の警官に応援を頼むことになっていたが、必要書類の手続きが間に合わなかったという。群議会は閉会中で、コンサートの2日後でないと再開しないことから、立法府へ赴くこともできないでいる。

許可が出ないにもかかわらず、主催者側はイベントを正式に中止にしてはいない。同フェスティヴァルのエグゼクティヴ・プロデューサー、Andrew Dreskinは声明の中で未だ中止と決まったわけではないと述べている。
「フィールド・デイ音楽祭を軌道に乗せようと、前向きに努力している。今回、許可が下りなかったからといって、結論を急いではいけない。今後のミーティングでリヴァーヘッドの行政と警察にできるだけ働き続けるつもりだ」。この件についてのミーティングは27日(火)夜まで続けられた。

Dreskinは、警備の問題は必ず解決できると話している。
「今回の決定にかなり落胆しているが、実質的な問題というより、手続き上の問題に基づくものらしい。早急にこの問題を処理し、町と郡、そしてカルヴァートンを訪れる世界中のオーディエンスのために、このフェスティヴァルを開催したいと思う」

Williamsonは、主催者側が有効な警備計画を出せれば、フェスティヴァルは可能となり、開催の許可が下りるかもしれないが、それも確かな手立てではないと話している。局長である彼は、許可について早めの決断を望んでおり、ファンが落胆して土壇場になって暴動など起こさないように願っていると言う。

これに追い打ちをかけるように、ロングアイランドの新聞『Newsday』は、同フェスティヴァルは調査の結果、環境に悪影響を与えるとし、ロングアイランドの環境団体から訴えられている、と報じている。

Williamsonによれば、8月8日~10日に同じ場所で開催されるボナルーNE(North East)フェスティヴァルに関しては、主催者側が管理計画、市民の安全、警官の配備について調整を行なうために多くの時間を割いているという。現在のところ、同フェスティヴァルの詳細につていは分かっていない。

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