アッシャーがステージでレフト・アイ、アリーヤ、ジョージ・ハリソンらに敬意を表す

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R&BシンガーのUsherが、5月18日(土)にカリフォルニア州アーバインのVerizon Wireless Amphitheatreで行なったコンサートの中で、亡くなったミュージシャンたちに敬意を表す場面を見せた。このUsherのツアーにはNasFaith Evansも出演している。

ライヴの最後でUsherは“過去に現れては去り、道を切り開いていってくれた”すべての人たちに1曲贈りたいと語った。彼がMarvin Gayeの“What's Going On”を歌うと、ステージ上の大きなスクリーンにはKurt CobainEazy-ETupac ShakurNotorious B.I.G.George HarrisonAaliyahLisa "Left Eye" Lopesらの名前が次々と映し出されていった。

約90分のライヴの間、Usherは“Nice & Slow”“My Way”“You Make Me wanna”“U Remind Me”のほか、P.Diddyとのコラボレーション曲“I Need A Girl”などのヒット曲をドラマ風に演出された、ときにはキワどいくらいのパフォーマンスで観せてくれた。

“これから、ちょっとばかしブッ飛ぶんで”と前もって断わりながら“I Need A Girl”を始めたUsherは、観客の中から女性をひとり、ステージの上へ連れ出すと彼女にプレゼントを差し出し、中には下着やTバック、コンドーム、そしてUsherTシャツに彼のネックレス・チェーンとメダルが入っていた。また、“U Got It Bad”では、印象的なロボット・ダンスを披露。それに加えて楽しませてくれたのが、カリスマ・シンガー、Usherがラインストーンで飾られた靴やジャケット、サングラスをあさっていくというMichael Jacksonを思わせるパートだった。

Nasの出番は“It Ain't Hard To Tell”“If I Ruled The World”“You Owe Me”“Hate Me Now”そして“Oochie Wally”といったヒット曲を連発して観客を盛り上げた。“K-I-S-S-N-G”のパフォーマンスでは、以前Sadeの曲に差し替えていたR. Kellyの曲を使用。3月のロサンゼルスのライヴでは、アンチJay-Zソングの“Ether”をやった際に、R. Kellyを攻撃していたNasだが、今回はKellyについて触れるのを控えた。ラストは最新シングル“One Mic”を心にくる雰囲気で聴かせてくれた。

R&B界の歌う妖精、Faith Evansは、NBAのLakersのスウェットとジーンズ姿で登場。レパートリーの中から“You Gets No Love”や“I Love You”、最新リリース“Burnin' Up”などを披露した。

Billy Johnson Jr., Los Angeles LAUNCH.com
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