ニュース・最新情報
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トゥパック・シャクール、ハリウッドの殿堂入り
米ロサンゼルスのハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに、トゥパック・シャクールの名を刻んだ星が埋め込まれることが発表された。
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2PACとビギーの暗殺事件を題材にした『L.A.コールドケース』、予告篇、ポスタービジュアル、新場面写真
ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが共演したクライム・サスペンス『L.A.コールドケース』(原題:CITY OF LIES)が、2022年8月5日(金)より劇場公開される。
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トゥパック出演、ラップにのせて描く青春バイオレンスムービー『ジュース』、初Blu-ray&DVD化
トゥパック出演の1992年アメリカ製作の映画『ジュース』が待望の初Blu-ray&DVD化となる。
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マドンナ、2パックからの手紙の競売差し止め請求、認められず
昨年、マドンナが90年代半ば、当時恋人だった2パックから受け取った手紙が競売にかけられることが発覚し、マドンナは、元友人が彼女の承諾なしに持ち出し出品したとして、競売の差し止めを請求していたが、裁判所はこれを却下したという。
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2PAC映画『オール・アイズ・オン・ミー』にインスパイアされ、P.O.Pによる名曲「Dear Mama」リメイク版が本日配信
1979年の『ラッパーズ・デライト』から40周年となる2019年に向けて、ユニバーサル・ミュージックが展開する“ヒップホップ温故知新”企画「ReVibe」。
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2PAC伝記映画公開記念、サイプレス上野の2PACプレイリスト&丸屋九兵衛による映画を観る前の基礎知識公開
12月29日に公開される、2PACの伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』の公開に合わせて、今年メジャー・デビューを果たしたサイプレス上野とロベルト吉野のサイプレス上野が選ぶ2PACのプレイリストが公開となった。
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2パックのバイオグラフィー映画、特報映像公開
2パックことトゥパック・シャクールのバイオグラフィー映画『オール・アイズ・オン・ミー』(12月全国公開)の第一弾ポスターおよび特報映像が公開された。
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マドンナ、2パックからの手紙の競売差し止めを請求
先日、2パックが1995年に刑務所の中から当時の恋人マドンナへ宛てて書いた手紙がオークションに出品されると発表されたが、マドンナがこの競売の差し止めを請求した。
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2パック、マドンナへ別れを告げる手紙が競売に
2パックが1995年1月、刑務所の中からマドンナへ宛て書いた手紙がオークションに出品される。
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2パック、映画『オール・アイズ・オン・ミー』が今冬全国公開
25歳の若さでこの世を去った音楽界のレジェンド、2パックの真実の物語を映画化した『オール・アイズ・オン・ミー』が、今冬より全国公開されることが決定した。
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2パックの殿堂入り、アリシア、スヌープらがパフォーマンス
故トゥパック・シャクールがロックの殿堂入りし、金曜日(4月7日)開かれたセレモニーで、アリシア・キーズ、スヌープ・ドッグ、YG、ノーティー・バイ・ネーチャーのトレッチ、T.I.が、彼に敬意を表しパフォーマンスした。
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トゥパック、射殺されたときに乗っていた車がオークションに
1996年9月7日、トゥパックがラスベガスの街中で銃撃されたときに乗っていた車がオークションに出品された。
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トゥパックのバイオグラフィー映画、主演俳優がソックリと評判
1996年に25歳の若さで亡くなったラッパー、トゥパックのバイオグラフィー映画『All Eyez On Me』で彼を演じる俳優が明らかになった。
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2パックの母親、残された未発表楽曲集のリリースを計画
2パックこと故トゥパック・シャクールの母親アフェニ・シャクールが、2パックが残した音源をリリースするつもりのようだ。
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2パック銃撃事件に関与、ジェームス・ロズモンドが認める
1994年に2パックが銃撃された事件は、半年後に起きたノトーリアスB.I.G.殺害事件と相まって、ヒップホップ界を東海岸と西海岸に分断する抗争を激化させたが、麻薬密売組織を運営し数百万ドルのドラッグを密売したとして2011年11月、FBIに逮捕されていたジェームス・ロズモンド(別名ジミー・ヘンチマン)が関与を認め、襲撃の指令を出したことを明らかにした。
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ドクター・ドレ、トゥーパックのホログラムはツアーに出ないと断言
『トゥパック・ホログラム』(略してホロパック)などと呼ばれているものが近々ツアーに出ることはないかもしれない。
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ドクター・ドレ、スヌープ・ドッグ、トゥーパック他ゲスト満載のコーチェラ出演
たしかにジェイZは2010年のコーチェラにビヨンセを連れてきたし、昨年はカニエ・ウエストがボン・イヴェールをゲストに招いた。
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ソウルジャ・ボーイ、自伝映画でトゥパック役に?
ソウルジャ・ボーイが、トゥパック・シャクールの自伝映画でトゥパック役を依頼されているという。
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トゥパックの伝記映画、オスカー候補になった脚本化が執筆
トゥパック・シャクールの伝記映画がオスカー候補になった脚本家によって執筆される。
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ギャングスタ・ラップ、‘究極の’コレクションが発売へ。
アメリカ西海岸のギャングスタ・ラップを代表するレーベルとしてして大ヒットを連発した後に破産、新体制となって約7ヶ月が経過したWIDEawake Death Row Entertainment(旧Death Row Records)が、来月に豪華コンピレーションアルバム"Ultimate Death Row Collection"をリリースする。
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2パックの命日に未発表の初期音源がリリース。
死後も数々の未発表曲がリリースされている伝説的ラッパー、2パック(2pac)の初期未発表音源をリミックスしたアルバム"Shakurspeare"がリリースされる。
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TLC奇跡の出演と共に、レフト・アイの新作が登場
4月4日に開催される<SPRINGROOVE09>で、TLCが10年ぶりの奇跡の出演を果たすことが決定し、そのパフォーマンス楽曲のリクエストを公募していることはお伝えしたばかりだが、もうひとつ、朗報が舞い込んできた。
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ブリトニー・スピアーズの最新作、全米でNo.1に
ブリトニー・スピアーズの最新アルバム『Circus』が今週、初登場でビルボード・チャートのNo.1に輝いた。
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キーシャ・コール、待望の新作は12月29日発売
キーシャ・コールの3作目となるニュー・アルバム『ディファレント・ミー』が遂に完成、12月29日に発売が決定した。
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ウエッサイのベスト、リリースパーティも
人気コンピV.I.P.シリーズから、最新作『ウエストサイド・クルージン・ベスト』が発売となった。
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マリオ、映画『フリーダム・ライターズ』に出演
R&Bシンガーのマリオが『ステップ・アップ』に続いて出演した映画『フリーダム・ライターズ』が、7月21日から全国公開となる。
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ビースティ・ボーイズ、インストゥルメンタル・ショウを
ビースティ・ボーイズが、先月のアメリカでの公演(Sasquatch! フェスティヴァル)に続き、ロンドンでもインストゥルメンタル・ショウを開くことが発表された。
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歴代<ビーフ・アーティスト>発表
どの世界でも“みんな仲良く”が理想だが、有史以来、人間同士のもめ事は絶えないようだ。
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最もロスっぽい曲を決める歴代ベストLAソングが発表!
雑誌『BLENDER』が“ロサンゼルスの歴代ベストソング”と題する新しいランキングを発表した。
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全米アルバム&シングルチャート、今週の主な動向
最新の全米チャートが発表された。
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プロフィール・バイオグラフィ・リンク
才能あるラッパーであり、優れたリリシスト(詩人)としても知られたTupacは、ヒップホップ版Marvin Gayeと称えられることもしばしば。才能に溢れながらも、根っこの部分では一筋縄ではいかぬ“問題児”というわけだ。
音楽での成功を元手に、映画界でも成功を収めた彼は、わずか5年の間に次々と産み落としたアルバムが5枚、映画が5本、ゲスト参加にいたっては数知れないという、ショー・ビジネス界有数の働き者でもあった。''96年に殺害されるまでの間に、Tupacは目一杯生きて、多くのことを成し遂げた。
牢獄で生まれ、カリフォルニア州オークランドでブラックパンサーの元メンバーの手で育てられた。Tupacのキャリアは、P-Funkをヒントにしたセックス・ソングで有名な北カリフォルニア出身のラップグループ、Digital Undergroundのバック・ダンサーからスタート。カリスマ性のあるTupacは、ほどなく同グループでラップをやるようになり、やがてソロに進むべく脱退。“Brenda''s Having A Baby”をフィーチャーした''91年の傑作デビューアルバム『2Pacalypse Now』は、リリースと同時にPTAからは怒涛のごとく反発を食らい、検閲官からは脅しをかけられ、論争の絶えることがなかった。
彼の歌のとおりにテキサスの警官が狙撃された一件や、ダン・クエール副大統領が公式に警告を発したことなどから、Tupacはあっという間にヒップホップ界最大のお騒がせ人物となっていく。このアルバムではすでに、来たるべきプラチナム・アルバム製造の秘策がうかがわれる。つまりは、拳銃所持、女性蔑視、荒くれ人生等々、ハードコアなテーマの曲がある一方で、優しさや思いやりのある、悩みを抱えた人間的な側面も見せることによって、彼の“ダークなイメージ”に“柔らかさ”を添えるという手法だ。
映画『Juice』で俳優としての輝かしいキャリアをスタートさせながら、デビュー・アルバムに続き、西海岸の2大お騒がせラッパー、Ice-TとIce-Cubeの参加を得て、『Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z.』なる強力なハードコアの傑作を送りだし、自らをめぐる論争に応じた。収録曲の“Keep Ya Head Up”と“I Get Around”は、彼にとっての出世シングル。映画では、Janet Jacksonの『Poetic Justice』に出演して傷つきやすい一面を見せ、また、元N.W.A.のラッパーで、現在第一線のラップ・プロデューサーであるDr.Dreがサントラを手掛けたバスケットボール映画『Above The Rim』にも出演。しかし、婦女暴行をはじめ様々な嫌疑での逮捕を繰り返したり、スタジオでレコーディング中に撃たれて負傷したり、再び物議は激しくなって、次作のアルバム『Me Against The World』をDreのDeath Row Recordsで制作はしたものの、リリース時には彼は刑務所の中。
ヒット・シングル“Dear Mama”をフィーチュアした『Me Against The World』は、いつになく暗い、内省的なアルバムで、Tupacの姿にしても音にしても、荒くれ者というよりは、本人が主張していたとおりの繊細な男を思わせる。釈放されるや、やる気も新たに数ヶ月スタジオにこもってレコーディングしたのが、ヒップホップ初の2枚組の大作『All Eyez On Me』で、“California Love”というDr.Dreとのデュエット曲や、Snoop Doggy Dog、George Clinton、Roger Troutman、Method Manといったゲストがフィーチャーされている。
以後、''96年にラスベガスで銃弾に倒れるまでの間に、さらに2本の映画(『Gridlock''d』と『Gang Related』)の撮影をこなし、ラッパー仲間のレコードにも数多くゲスト参加し、次作となるはずだった『The Don Killuminati: The 7 Day Theory』も録音している。
彼の死はラップ・コミュニティにただならぬ衝撃を与え、それでなくても火が着いていた東vs西の対立に油を注ぐ形となった。彼の死はライバルのレーベル、Bad Boyと、その主役であるSean“Puffy”Combs、そして後にロサンゼルスで同じく銃弾に倒れたラッパーのNotorious B.I.G.が仕組んだものと考える向きが大方だったが、早くも伝説と化したTupac Shakurの型破りな人生をめぐっては、様々な説が今でも噂となって語り継がれている。
今や物言わぬ、多産なアーティスト。Tupacは、そのキャリアを通じて論争の荒波を泳ぎ続けながらも、数多くの成果と実績を上げてきた。英雄とみなす人も、殉教者とみなす人もいる。が、すべての人にとって、彼は伝説となったのだ。
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