【俺の楽器・私の愛機】1747「妻よりも長い付き合いの僚機」

【リッケンバッカー#4003】（千葉県千葉市　クロウリィ　54歳）


学生時代に吉祥寺の個人楽器店で出会いました。

以後、約30数年に渡り、それがしのメインウェポンとして共に過ごしております。

実は、その日は中古のギブソンEB-0を買いに行ったのですが、その隣にあったコイツに気持ちが傾いてしまいました。1990年製で程度が良い中古品。当時はミッドナイトブルー色も珍しく、学生の分際で背伸びして月賦購入。

リッケンバッカーって、ボディの厚さが薄いんですよね。はじめはプレベを使っていたのでリッケンのボディの薄さに驚きましたが、今はすっかり慣れてしまい、たまに自分のプレベを持つと、枕を抱えたような気持ちになりますw。

コイツはネックが丈夫な個体らしく、反りや捻れで困ったことは、まだありません。しかし、スルーネックにもかかわらず少し腰起きが出てきたので、しばらく弾かないときはチューニングを2音ほど下げて保管しております。

今はバンド活動をしていないサンデープレイヤーですが、ピックでゴリゴリ弾くのが大好きなので、これからも長い付き合いができるよう楽器のコンディションには気を配っていきたいと思います。




　　　◆　　　◆　　　◆

ピックでゴリゴリ…という文字列を見た時点で、脳内にクリス・スクワイアのサウンドが再生されましたが、ボディの貼られたスカルとフレイムのステッカーを見たら、脳内プレイヤーがモーターヘッドに変わりました。ザ・ビートルズの音楽は再生されませんが、これで正解でしょうか。それにしてもよーく見るとボディには無数のウェザーチェックが入っていて、めっちゃかっこいい。そのへんのひよっこには出せない凄まじい貫禄が出ております。もしあのとき希望通りのEB-0と出会って手にしていたら、その後のバンド人生はどのような変化を見せていたのでしょうね。ちょっとしたきっかけがその後の人生の流れを変えてしまう…バタフライ・エフェクトのようなことってありますから、この#4003がクロウリィさんの音楽人生の水先案内人だったのかもしれません。いたわりつつもガンガン弾き込んであげてくださいね。（BARKS 烏丸哲也）


◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ