【俺の楽器・私の愛機】002「世界に1本と言われて、脊髄購入しちゃった謎のギター」(編集部編)

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【アントニオ・ツァイ 謎のギター】(烏丸哲也 東京都 60歳)

皆さんからの投稿で成り立つコーナーですが、楽器好きが集まっている楽器人編集部のスタッフもちゃっかり参加します。こちらは、楽器人スタッフの最年長者の私、烏丸(JMN統括編集長)のギターです。


15年ほど前にウェブで見つけ「これ1本しか作らない」とのメッセージに脳筋反応で衝動買いしてしまった1本。台湾でギター作りをしていた頃のアントニオ・ツァイ作で、同じシェイプの多弦ベースは知っているけど、ギターはこれしか見たことがない。名前もわからないので私はトニートニー・チョッパーと呼んでいます。ヘッドにはBridgeと書かれているけど「そこはヘッドですよ」とベタなツッコミも不毛な謎のギター。


もともとアントニオ・ツァイはインレイ・アーティストとして世界に名を馳せた人で、どえらいインレイが施されたギターが話題となりましたが、残念なことにたくさんの模造ギター…いわゆる偽物がベトナムから流出してしまって評価だだ下がりの悲しい過去あり。

このトニートニー・チョッパーは、アントニオにしてはインレイが非常に控えめ。ジャパンビンテージのAria Pro II TS-600とかGreco GOシリーズ、YAMAHA SCシリーズ、KAWAI F-IIIやThe Kasugaなどで大流行したアレンビック系のスルーネック構造が泣かせます。




ボディは1970年代レスポールじゃあるまいに、トップとバックの間に薄いマホをはさむパンケーキ。極めて異端なボディー形状のため、ドレッドノート用のアコギケースじゃないと入らないというブサイクさもチャームポイントでございます。


★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

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