ミック・フリートウッド、P・グリーン公演「D・ギルモアの出演承諾、1年半かかった」

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ミック・フリートウッドが、2020年2月、フリートウッド・マックのオリジナル・メンバーだったピーター・グリーンの音楽を称え開いた特別公演<Mick Fleetwood & Friends Celebrate The Music Of Peter Green And The Early Years of Fleetwood Mac>にデヴィッド・ギルモアも出演したが、フリートウッドによると、彼を説得するのに1年半もかかったという。

フリートウッドは『Rolling Stone』誌のインタビューで、こう明かした。「僕は彼(ギルモア)と懇意にしてたわけじゃなかった。でも、彼がピーター・グリーンの音楽に通じているのは知ってた。彼は昔よく(ロンドン)ノッティング・ヒル・ゲイト辺りにいて、僕らは夜すれ違ってた。個人的な友達ではなかったけど、公演を開く2年くらい前、突然、彼に勧誘の電話をかけてみようって思いついたんだ」

「彼はもの凄く親切で腰の低い男だ。オープンで正直なんだよ。多くの面で、ピンク・フロイドとフリートウッド・マックには似たところがある。ドラマがあるところとか。(ピンク・フロイドに)女性がいないってところを除いては」

「彼は、ピーター・グリーンの演奏や、ピーター自身、あれらの曲に対し畏敬の念を抱いてた。それで最初は二の足を踏んでた。“自分がピーターの作品に別の表現を与えられるか、わからない。素晴らしい作品だ。多分、僕にはできない”って言ってた。僕は“何言ってるんだ。もちろん、君はできる”って言ったんだけどね」

ギルモアは勇気がないとも言っていたそうだ。しかし「少なくとも1年半経って、電話し直したら、“準備はできてる。やりたい”と言ってくれた」という。

ギルモアは公演で、「Albatross」と「Oh Well, Part Two」をプレイした。

<Mick Fleetwood & Friends Celebrate The Music Of Peter Green And The Early Years of Fleetwood Mac>にはデヴィッド・ギルモア、ザ・フーのピート・タウンゼント、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、メタリカのカーク・ハメット、ZZトップのビリー・ギボンズ、ノエル・ギャラガー、ジョン・メイオール、フリートウッド・マックのクリスティン・マクヴィー、ニール・フィン、Jeremy Spencer、Rick Vitoらが出演。来月、オンデマンドで配信されるほか、ライヴ・アルバムがリリースされる。

Ako Suzuki
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