デヴィッド・ギルモア、新作『邂逅』で使用したギターを解説

ポスト

Photo by Anton Corbijn

デヴィッド・ギルモアのニュー・アルバム『邂逅(Luck and Strange)』が9月6日に発売となるが、新作『邂逅』で使用されたギターの数々を、デヴィッド・ギルモア自らが解説する「David's Guitars」動画が公開された。

「David's Guitars」第一弾として、娘のために作ったというゼマイティス製作のアコースティック・ギター「アリス」が紹介されている。

このギターについてギルモアは、「これもまたちょっといい感じのギターだ。トニー・ゼマイティスという男が作ってくれた。娘のアリスが1歳くらいの頃だったから1977年か78年だね。子供のギターを作って小さいときに覚えることができたらいいなと思ったんだ。でもあまりに素敵で美しかったからプレイさせなかった(笑)。そして忘れてしまっていたんだ。何年もケースに入れっぱなしだったよ。これは今作の「Between Two Points」と「The Piper's Call」で使っている。それまではアルバムで使ったことがなかったんじゃないかな。だから…1978年から持っているのに今回がデビューなんだ」と語っている。

ギルモアの娘とはいえ、1歳でゼマイティス本人の手作りギターを手に入れるとはセレブリティにもほどがある。触らせてもらえなかったみたいだけれど。



そして、「David's Guitars」第二弾として、世界最初のエレクトリック・ラップスティール「リッケンバッカー・フライング・パン・ギター」(フライパンの形に似ているので「フライング・パン」と称されている)をそのサウンドとともに紹介している。

「このギターはプラグを入れる位置が完全に間違っているね(笑)。「The Piper's Call」と「Dark and Velvet Nights」で使った。これは世界で最初のエレクトリック・ギターのひとつと言われていて。たぶん1933年頃にリッケンバッカーによって作られたものらしい。ピックアップは信じられないほどパワフルで、素晴らしギターだ。妻のポリーからプレゼントしてくれたものなんだ」



デヴィッド・ギルモアの新作『邂逅』の日本盤は、CDにはこれまでの歴史上ピンク・フロイド関連では不可能だった「日本盤ボーナストラック」の収録が奇跡的に実現している。また、アナログLPは輸入盤国内仕様オレンジ・カラーヴァイナルで発売(完全生産限定)。海外ではインディ・エクスクルーシヴのみで限定販売されるオレンジ・カラーを日本盤に使用できることになった。



デヴィッド・ギルモア『邂逅』

2024年9月6日発売
SICP-31722(日本盤のみ高品質Blu-spec CD2) 税込2,970円
※日本盤のみのボーナストラック1曲収録
予約:https://SonyMusicJapan.lnk.to/LnSCD
1.Black Cat
2.Luck and Strange
3.The Piper's Call
4.A Single Spark
5.Vita Brevis
6.Between Two Points - with Romany Gilmour
7.Dark and Velvet Nights
8.Sings
9.Scattered
BONUS TRACKS
10.Yes, I Have Ghosts
11.Luck and Strange(Original Barn Jam)
日本盤CDボーナストラック
12.Scattered(Orchestral Version)

デヴィッド・ギルモア『邂逅(オレンジ・カラーヴァイナル)』

2024年9月6日発売
LP:SIJP-196(完全生産限定 輸入盤国内仕様オレンジ・カラーヴァイナル)税込4,950円
SIDE A
1.Black Cat
2.Luck and Strange
3.The Piper's Call
4.A Single Spark
5.Vita Brevis
6.Between Two Points - with Romany Gilmour
SIDE B
1.Dark and Velvet Nights
2.Sings
3.Scattered





◆デヴィッド・ギルモア・レーベルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報