クワイエット・ライオットのフランキー・バネリ、死去

ポスト

クワイエット・ライオットのドラマー、フランキー・バネリが8月20日(木)夜、68歳で永眠した。バネリは昨年春、ステージ4の膵臓がんと診断され、治療を続けていた。

『Ultimate Classic Rock』によると、「16ヶ月に渡る闘いに畏敬の念を抱くほど勇敢に挑み、できる限りプレイし続けた」が、標準的な化学療法は効かず、脳卒中が起こるようになり、8月20日午後7時18分ロサンゼルスで妻と娘に囲まれる中、息を引き取ったとの声明が出されたという。バネリは1週間ほど前、「アップデート: この3週間病院で過ごした。いまは家だ。2回輸血した。それにそこにいる間、脳卒中を起こした。いま、家でリハビリ中だ。心配や励ましの言葉、ありがとう」と伝えていた。

1951年ニューヨークに誕生したバネリは、1982年からクワイエット・ライオットのドラマーとして活躍し、彼が初めて制作に参加したアルバム『Metal Health』(1983年)は全米1位に輝いた。さらにW.A.S.P.のメンバーとしても貢献し、様々なプロジェクトに従事してきた。

旧友ルディ・サーゾは「僕のヒーロー、メンター、クワイエット・ライオット・ブラザーのフランキー・バネリはいま安らかに眠り、痛みから解放された。さらなる声明は数日後に。この計り知れない喪失と向き合ってから」とコメントしている。

グレン・ヒューズは「俺のブラザー、フランキー・バネリが昨晩亡くなり、とても悲しい。フランキーはHughes: Thrallのアルバムでドラムをプレイした。フランキー以上に忠実で尊敬に値し勇敢で献身的な人はいない。俺の気持ちは言葉では表せない。フランキーのために愛をシェアしよう」と追悼の言葉を上げている。



Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報