乗り物のパーツで構成された演奏装置「&Y03」を初披露、ヤマハとヤマハ発動機が合同デザインイベント開催
ヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社が、10月12日(金)~14日(日)に六本木ヒルズ大屋根プラザで合同デザイン展「Yamaha Design Exhibition 2018 “Tracks”」を開催。乗り物のパーツによって構成された演奏装置を初披露するほか、両者のコンセプトモデルや製品などを展示する。
同じ「ヤマハ」ブランドを使用する企業として、デザインを共通テーマにさまざまな活動を行ってきたヤマハとヤマハ発動機。中でも両者のデザイン部門が共同でコンセプトモデルのデザインを創作するプロジェクト「&Y(アンディ)」はシリーズ化され、これまで音を奏でる電動アシスト車いす「&Y01」や乗り物と体感できる音響装置「&Y02」を制作し、国内外のデザインイベントなどで積極的に展開してきた。
3回目となる今回は、“Tracks”を展示コンセプトとし、乗り物のパーツによって構成された演奏装置「&Y03 eMotion Tracks」を初披露する。
“Track”は軌道を意味し、“トラックレース”や“サウンドトラック”など、乗りものや音楽の世界でも広く使われている。今回の展示では両社にとっての“Tracks”を、轍(乗り物の軌道)や楽譜に象徴し、重なり織り交ぜあいながら、両社共通で思い描く理想の時間やシーンを表現する。
▲乗り物のパーツによって構成された演奏装置「&Y03 eMotion Tracks」
「&Y03 eMotion Tracks」は、楽器や音響機器のデザインと、モーターサイクルなどモビリティのデザインが融合し得る可能性を探り、共通する”ヤマハらしさ”を体現する作品の創出を行うプロジェクト「&Y」による第3弾作品。乗り物のパーツによって構成された演奏装置で、かつ会場展示全体との繋がりをコンセプトにした作品で、両社に通ずる、仲間とともに共通した時間・場所で道具を操る愉しみ ―アンサンブルする、グループツーリングするなど― を想起させる感覚を提供する。
このほかヤマハ、ヤマハ発動機両社のコンセプトモデルや製品を計11点展示。また期間中、2017年東京モーターショーにて披露された自律走行するコンセプトモビリティ「MOTOROiD」が、「&Y03」やピアノ、ドラムの自動演奏と共演するデモンストレーションを初披露する。
ちなみに開催日初日の10月12日(金)はヤマハの設立日にあたる。今年からは両ヤマハそれぞれの設立日を「Yamaha Day」とし、その前後でさまざまな活動を展開。今回のイベントもその一つとして実施する。
<展示作品・製品>
●ヤマハによる展示製品
▲管楽器の本格的な演奏感や表現力を気軽に楽しめるカジュアル管楽器「Venova」、ヤマハが初めて大人のために企画・開発した「大人のピアニカ」。
▲自動演奏機能付きアコースティックピアノ「C3X-ENPRO」、ギター製作の職人が長年培った技術と経験をもとに制作されたエレクトリックアコースティックギター「 LJX26C ARE」、「ハイブリッドシェル構造」により豊かな倍音と幅広い音調を実現したドラム「Absolute Hybrid Maple」。ドラムは特殊な自動演奏装置を取り付けたコンセプトモデルを展示し、“生音”での自動演奏を披露する。
●ヤマハ発動機による展示製品
▲3人乗りモデルのマリンジェット最速マシン「MJ-GP1800」、走る楽しさを追求したスポーツモビリティシリーズのスポーツ電動アシスト自転車「YPJ-XC」「YPJ-ER」、“ゴツカワ”(ごつくて可愛い)をキーワードにしたデザインと軽量コンパクトで扱いやすさにこだわった電動アシスト自転車「PAS Babby un」。
▲1978年から長きに渡り培ってきた世界観・ブランドをこの先も残し受け継いでいくオートバイ「SR400」、北米を中心に業務やレクリエーショナル、スポーツまで幅広い需要を持つROV「YXZ1000R」、自律走行するコンセプトモビリティ「MOTOROiD」。
Yamaha Design Exhibition 2018 “Tracks”」
会期:2018年10月12日(金)~10月14日(日)
時間:11:00~19:00 (12日(金)16:00~19:00は招待者限定)
会場:六本木ヒルズ 大屋根プラザ
入場:無料
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