デヴィッド・ボウイ、英国中世を舞台に名優と共演する「ザ・ネクスト・デイ」

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デヴィッド・ボウイの新作『ザ・ネクスト・デイ』から、第3弾シングル「ザ・ネクスト・デイ」のビデオがYouTube上で公開されたのはお伝えした通りだが、タイトルトラックでもあるこの曲は、<私はここにいる 死んではいない>という歌詞を唸るように叫ぶ、今回の華麗なる復活を象徴するような作品だ。

◆「ザ・ネクスト・デイ」PV映像&画像

映像の監督は第2弾シングル「ザ・スターズ」のビデオ同様フローリア・シジスモンディが手掛けている。俳優陣には名優ゲイリー・オールドマンとアカデミー女優マリオン・コティヤールが出演、鉄壁の完成度を誇る。ゲイリー・オールドマンとボウイは昔からの友人で、ティン・マシーンのギタリストだったリーヴス・ガブレルスのアルバム『The Sacred Squall Of Now』(1995年)に収録された曲「You've Been Around」でも共演を果たしている中だ。近年では『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラックでおなじみだ。マリオン・コティヤールの鬼気迫る演技は、数々の賞総ナメにした高い実力を感じさせる。
「ボウイは英国中世史の本をたくさん読んでいたから、英国中世史を題材にした曲を1つ作った。それがタイトル曲「ザ・ネクスト・デイ」なんだ。ある暴君のことを歌っているけれど、あまりに無名で誰のことか分からなかった。でも歌詞を読めばかなり恐ろしい物語だよ。」──トニー・ヴィスコンティ

映像も中世からの宗教上の言伝えや、それに反する混沌が散りばめられた独特な世界観を放つものだ。撮影はNY市内にあるAmerican Legionの建物の近くで行なわれたという。

ボウイは昔の修道士のような格好に扮し、力を漲らせてこの曲を歌う。最後には「ありがとうゲイリー、ありがとうマリオン、そして皆さん本当にありがとう。」と神々しく語り、一瞬にして消えていなくなる。更なる展開を期待させる巧妙なプロダクトとなっている。


●ゲイリー・オールドマン
ブラッド・ピットが「"GOD"(神)」と称する英国の名優。「ハリー・ポッター」シリーズのシリウス・ブラック、「バットマン」シリーズのゴードン警部補、「ハンニバル」でのメイスン・ヴァージャー、「シド・アンド・ナンシー」のシド(セックス・ピストルズ、シド・ヴィシャス)、「レオン」でのスタンスフィールド、「ドラキュラ」でのドラキュラ、「不滅の恋/ベートーヴェン」でのベートーヴェン、「JFK」でのオズワルド、「ロスト・イン・スペース」でのドクター・スミスなどなど名演怪演の数々は映画ファンのみならず、同業者からも絶大な支持を得ている。

●マリオン・コティヤール
2007年公開のフランス映画『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でエディット・ピアフ役を演じ、アカデミー主演女優賞受賞。他、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、英国アカデミー賞 主演女優賞受賞、セザール賞主演女優賞など総なめで受賞。ちなみにフランス人女優としてはシモーヌ・シニョレに続いて史上2人目、49年振りのフランス人女優のアカデミー賞受賞者となった(演技者として)。2010年フランス芸術文化勲章を受章。「TAXi」シリーズ、「ビッグ・フィッシュ」「ロング・エンゲージメント」「NINE」「君と歩く世界」「コンテイジョン」「ミッドナイト・イン・パリ」「インセプション」「ダークナイト ライジング」などが有名

◆デヴィッド・ボウイ・オフィシャルサイト
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