ヤマハ、フラッグシップモデルのコンサートグランドピアノ「CFX」のサンプリング音源を初搭載したハイブリッドピアノ「NU1」

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ヤマハは、アコースティックピアノの伝統的なメカニズムはそのままに、最新の電子技術を融合したヤマハ ハイブリッドピアノの新製品として、「NU1」を9月20日より発売する。

「NU1」は、アコースティックピアノと電子ピアノを融合させた鍵盤楽器、「ハイブリッドピアノ」の新製品。アコースティックピアノの鍵盤アクション機構を持ち、その鍵盤の動きをセンサーで検知。演奏の繊細なニュアンスを電子ピアノの最新技術で表現するというハイブリッドピアノの本質をそのままに、機能を絞り込んだベーシックモデルだ。

音源は、新たにヤマハのフラッグシップモデルであるコンサートグランドピアノ「CFX」からサンプリング(録音)したもの。「CFX」は、2010年のショパンコンクール優勝者や2011年のチャイコフスキーコンクールで2位となったピアニストが使用するなど、世界的に高い評価を得ているモデルだ。ヤマハのハイブリッドピアノおよび電子ピアノで、「CFX」を音源とした製品はこの「NU1」が初めて。ヤマハならではの音響技術を駆使し、高音質が追求されている。

また、ヤマハの「クラビノーバ」シリーズでも好評の、音量に応じて音質を自動的に調整する「IAC(インテリジェント・アコースティック・コントロール)機能」を搭載。小音量で聴こえにくくなる高音や低音をバランスよく調整し、いつも大きな音が出せるとは限らない自宅での演奏に役立つ。

専用のアップライトピアノアクション機構を搭載し、リアルな弾き心地を実現しているものポイント。さらに鍵盤の動きを捉える非接触型のセンサーを搭載、打鍵の強弱やタイミングなどの微妙なニュアンスを感知し、ピアニシモからフォルテシモまで情感豊かな演奏表現が可能だ。鍵盤も木製の専用鍵盤を使用し、しっかりとした手ごたえを実現している。

デザインはコンパクトで奥行きは463mmと、通常のアップライトピアノ(600mm前後)に比べ、部屋の中に設置しやすいサイズ。高さも約1mと圧迫感のない印象となっている。

このほか、USBフラッシュメモリーに自分の演奏をWAV形式でデータ記録できるオーディオ録音機能、厳選された55のデモ曲などを搭載、電子ピアノならではの機能も追求している。最大同時発音数は256、音色数はピアノ×2、エレクトリックピアノ×2、ハープシコード×1。アンプ出力は(40W+40W)×2、スピーカーは(16cm+1.9cm)×2。高低自在イスが付属する。

ヤマハでは、新しいピアノであるハイブリッドピアノにベーシックモデル「NU1」を加えることで、成人趣味層はもとより、ピアノに初めて触れる層まで幅広いユーザーに普及していくことを期待しているとしている。

◆ヤマハ ハイブリッドピアノ NU1
価格:オープン
発売日:2012年9月20日

◆NU1 製品詳細ページ
◆プレスリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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