タワレコがショパンを力いっぱい応援「小林愛実、ショパンの魅力を語る」
タワーレコードのショパン・スペシャル・キャンペーン応援隊長に就任、先日は応援隊長仲間のニュウニュウと天才ピアニスト同士でご対面…と、話題の絶えない14歳の天才リトルピアニスト小林愛実に、ショパンの魅力を語ってもらった。
──愛実ちゃん的にショパンはどんなイメージですか?
小林愛実:ショパンについては伝記を読んだり、曲が生まれた背景などについて調べますが、まだ人物像についてはっきりとしたイメージを持っていません。これから大きくなったら、もっとショパンが生まれた場所や活躍した場所などを訪れていろいろなことを感じ取っていけたらと思っています。でも、楽譜からは様々な魅力や不思議な点をいつも発見します。次は「絶対この音でしょ!」という普通の流れではなく、時々違う音が現れて、でもその音があることによって、美しく不思議な響きや想像を超えた音楽が生まれます。楽譜もいろいろなところから出版されているので、楽譜によって音が違うこともよくあり、いつも自分なりにショパンはこの音を書いたはず…と自分の中でのショパンを思いながら演奏を考えています。楽譜とは違うオリジナルの演奏をしてしまうピアニストもいますよね!弾くたびに発見があるし、本当に美しいフレーズがたくさん散りばめられているので、演奏するのが最も楽しい今一番大好きな作曲家です。
──愛実ちゃんが初めて弾いたショパンの曲は?また思い入れのある曲はありますか?
小林愛実:今好きな曲はなんといっても「ノクターン第20番」です。8歳の頃から弾き続けている唯一の曲ですが、弾くたびに新たな発見があって、最近、演奏がだんだんしっくり来るようになっている気がします。是非コンサートでも私のノクターンの演奏を聴いてみていただけたら嬉しいです!
──タワーレコードでは、「ショパン・スペシャル」という、ショパンの様々な楽曲を入れたコンピアルバムをリリースしています。このCDの中ではどの曲が好きですか?また、この中で好きなピアニストさんはいますか?
小林愛実:ショパンの曲は何でも好きです。ワルツやマズルカ、ポロネーズ、どれもリズムが違って演奏するときには、それぞれのリズムをとても意識して、それを皆さんにも感じていただけるように頑張っています。この中で一番尊敬している演奏家は、アルゲリッチさんです。何度か海外で演奏を聴いたことがありますが、普段はとーっても大きい温かい方ですが(でも見た目はちょっと魔女みたいだけど…)、演奏すると「凄い!」の一言です!ものすごいオーラがあって、音も美しくて、音楽も素晴らしくて圧倒されます。あんな凄い演奏家になるのは無理ですけど、あんな風に人を感動させられる演奏家になれたらなー、と思います。
──愛実ちゃんにとって、ショパンはどんな存在?
小林愛実:自分が表現したい事を思いっきりさせてくれる素晴らしいピアノ作品を残してくれた大好きな作曲家です!
──愛実ちゃん的、ショパンの聴き方、楽しみ方を教えてください。
小林愛実:とにかく私は3歳の頃からCDの聴き比べをしていたので、たくさんのCDを聴いて、それぞれの演奏の個性を楽しむのが大好きです。私は小さい頃から結構CDの感想を述べていたそうです。結構的確に(笑)! ですので、自分の好きな曲を見つけて、その曲のCDを手に入るだけ聞き比べてみるのがとっても面白いと思います。そして、生の演奏に触れてみるのもとっても大事だと思います。CDでは気がつかない魅力に気づくこともあります。是非2010年は皆さんも思いっきりショパンを楽しんでみてください!
のびのびとした感性が小林愛実の演奏の源であることがよくわかる。さらに存在感を増していく14歳のピアニスト小林愛美に、これからの活躍が非常に楽しみだ。
◆小林愛実オフィシャルサイト
◆ショパン・スペシャル商品情報
◆タワーレコード ショパン・スペシャル・キャンペーン~タワレコ的 ショパンのススメ~
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