ピアニスト小林愛実、約3年ぶりとなるニュー・アルバムはシューベルト作品集

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Photo by Yuki Kumagai

小林愛実のニュー・アルバム『シューベルト:4つの即興曲 作品142、ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調、ロンド イ長調 他』が11月27日(水)に発表となる。約3年ぶりとなるニュー・アルバムだが、小林愛実が長年取り組みたいと熱望していたシューベルトの作品集でCD2枚組の大ボリュームだ。

メインとなる曲目は「4つの即興曲 作品142」と「ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調」。「4つの即興曲 作品142」は小林愛実がずっと演奏したいと思い、最近のコンサートでも披露している想い入れのある楽曲で、「ピアノ・ソナタ第19番」はアメリカ留学時代に初めて取り組んだシューベルト作品でもあり、シューベルトのアルバムを作るなら入れたいと思っていたと語る、こちらも想い出の曲である。

その他、シューベルトの歌曲をリストがピアノ編曲した「連祷」と「春の想い」も収録。歌曲の歌詞も読みこんで、選曲したという2曲だ。これら2曲は、輸入盤には収録されず、日本国内盤及びデジタル盤のみで聴くことができる。さらに、夫であるピアニスト反田恭平との連弾「ロンド イ長調」も収録。夫妻の共演としては初めての公式録音となる音源だ。

録音は、2024年5月に数々の名録音を生みだした伝統と歴史のあるベルリンのテルデックス・スタジオにて行われた。ブックレットには、撮り下ろしの写真を使用したフロントカバーを始め、小林愛実本人のコメントも掲載されている。

前作『ショパン:前奏曲集 他』より約3年が経ち、その間ショパン国際ピアノ・コンクール第4位入賞、結婚、出産と小林愛実本人にとって大きな出来事を経験してきた。2024年9月23日に誕生日を迎え、29歳となった小林愛実だが、本アルバムに収録されているのは、シューベルトが晩年の30~31歳で作曲した作品ばかりだ。数々の出来事を経て、これらを作曲したシューベルトと同じ年代となった今だからこそ奏でることのできる音楽で、小林愛実の世界を創り上げた1枚となっている。

2024年12月8日(日)にはサントリーホールにて小林愛実のリサイタルが行われる。ニュー・アルバムからの楽曲も演奏予定だ。9月24日(火)からファンクラブ先行抽選開始、一般発売は10月19日(土)を予定している。

<小林愛実 ピアノ・リサイタル2024>

2024年12月8日(日)
14時開演(13時30分開場)
@サントリーホール
全席指定¥6,000 学生¥3,000(カジモト・イープラスのみ取り扱い)
演奏曲目
シューベルト:4つの即興曲 作品142
シューマン:子供の情景 作品15
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58

小林愛実『シューベルト:4つの即興曲作品142、ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調、ロンド イ長調 他』

11月27日発売
WPCS-13868/9(2枚組)¥3,850(税込)
Disc 1
・シューベルト:4つの即興曲 作品142
Disc 2
・シューベルト:ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調
・リスト:シューベルトの宗教的歌 S562 第1曲 「連祷」
・リスト:シューベルトの12のリート S558 第7曲 「春の想い」
・シューベルト:ロンド イ長調(連弾曲)
小林愛実(ピアノ)
反田恭平(ピアノ)※ロンド イ長調のみ(Disc 2)



◆小林愛実オフィシャルサイト
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