[2009楽器フェア速報]パソコン・DAW・DTM関連製品も大量展示(後編)<br>

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●アビッドテクノロジー/Digidesign
Digidesign、M-Audio、Siberiusなど音楽関連のブランドを擁するアビッド。パソコン関連ではもちろん「Pro Tools」シリーズがメイン。最新バージョンの「Pro Tools LE 8 software」を、「Mbox 2」ファミリーでデモ。ブルーのボディが印象的なMboxは入出力数やサイズの異なる4モデル構成だ。

コストパフォーマンスに優れたオーディオインターフェイスのM-Audio製品は、USB/Firewireそれぞれに入出力数の異なるモデルをラインナップ。こちらは他社のDAWにも対応。

楽譜作成ソフトの「Siberius」は最新のバージョン6が登場したばかり。レイアウトを自動で調整する「マグネティックレイアウト」のスムーズさを体験するチャンスだ。

◆デジデザイン

●コルグ
多数のシンセを展示したコルグでは、とてもコンパクトな「SOUND on SOUND」を見逃してはいけない。「SOUND on SOUND」は何度でも重ね録りができるレコーダー。音をどんどん重ねて録音していけば、すべての録音が重なったWAVファイルと、1回ごとの録音が別々になったWAVファイルが生成される。トラック数を気にせずに重ねられるという画期的なレコーダーなのだ。最終的なミックスはパソコンのDAWに持っていけばいいという逆転の発想には驚きだ。ステレオコンデンサーマイクやスピーカーも搭載するので、便利さも抜群だ。

このほかPC関連では、KID扱いの「Stanton」のPC DJシステム(写真)やPCベースのギターアンプシミュレーターVOXのJam VOX、「KORG nano」シリーズも展示されている。

◆コルグ

●BEHRINGER
スピーカー、ミキサー、DJ製品など多彩なジャンルをカバーするベリンガーのパソコン関連製品では、小型のオーディオインターフェイスをラインナップ。赤いボディがかわいらしい「UCA22」はニューモデルで、2IN/2OUTのUSB接続。Mac、Windows対応で、オーディオ/MIDIシーケンサー「energyXT2.5 BEHRINGERエディション」が同梱される。シリーズには、シルバーの「UCA202」、フォノアンプ内蔵の「UFO202」もラインナップされる。

こちらも赤いボディが目を引くキーボード、「UMA25S」は25鍵キーボードにオーディオインターフェイスも内蔵。8個のロータリーノブや8個のボタン、2基のホイールなど多彩なコントローラーが魅力。

◆BEHRINGER

●ヤマハ
Cubaseを中心としたシステムを各種展示するヤマハ。オーディオインターフェイスとコントローラを統合した「CI2」はマイク、ギター、ライン入力に対応。Cubaseのパラメーターをダイレクトに操作できるAIノブの仕組みは秀逸。

88鍵のUSB接続キーボード「KX8」もCubaseに最適化した操作子を多数備える。デモではCubaseと同じ「Steinberg」のソフトウェアピアノ音源「The Grand 3」が弾けるようになっている。

◆ヤマハ

●ローランド
パソコン関連はCakewalkブランドのDAW「SONAR」を中心に展開。最新版の「SONAR 8.5」は新しくなったドラム音源やリズム用入力ツール、パーカッション用チャンネルストリップ(エフェクト)などが魅力。豊富なラインナップを誇るキーボードやオーディオインターフェイスとともに展示している。SONARの特別版「SONAR VS」をバンドルしたオーディオインターフェイスとのオールインワンシステム「SONAR V-STUDIO 100」も豊富なコントローラーで人気だ。

オーディオインターフェイスと同様、多彩なサイズをそろえたスピーカーのラインナップにも注目だ。

◆ローランド
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