日加修好80周年親善大使MONKEY MAJIK、カナダ大使館に登場

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カナダのアーティストといえば、誰を思い浮かべるだろうか。やはりアヴリル・ラヴィーン、Sum41、その流れで言えばシンプル・プランにビリー・タレント、ひいてはLILLIXといったところか。その前にダニエル・パウターもカナダだし、ネリー・ファータドも忘れてはいけない。重鎮でいえば、ブライアン・アダムスやラッシュはカナダを代表するアーティストであるし、アラニス・モリセット、ニール・ヤング、パット・トラヴァース、そしてザ・バンドと、まさしく枚挙に暇が無い。アーケイド・ファイアー、ハーレム・スキャーレム、グラス・タイガー、トライアンフ、そしてニッケルバック…

そんな良質なロックを量産してきたカナダは、日本人好みの作品の宝庫でもある。

▲カナダ大使館にて、大使とニッコリ。
2009年はそんなカナダと日本の国交80周年樹立の年だ。この記念すべき80周年を祝し、カナダ大使館では2月6日に新しい教育プログラムを発表する記者会見が行なわれ、冒頭でMONKEY MAJIKが応援に駆けつけた。

カナダ大使との撮影の後、カナダ出身のメンバー、メイナード・プラント(Vo.&G.)が流暢な日本語でご挨拶。

「いま日本に住んで、様々な活動を通していろんな人と触れ合え、楽しんでます。人と人のつながりは大事にしたいですね。これからも音楽活動を通して、カナダと日本の良い関係をバックアップしていければと思ってます」

日本人とカナダ人がちょうど半々ずつ混在している4人編成のバンドがMONKEY MAJIK。その異文化のミクスチュア…そう、ネイティブ英語と日本語のリリックも印象的な音世界をつくり出し、映画・TV・CM等のタイアップ曲の数々を含め話題を呼んでいる。そもそもUAやスピッツといった日本のアーティストが大好きで、影響を受けてきたというメイナード。ひとつのバンドの中で、互いの文化をリスペクトしながら、生まれてくる音のケミストリーを楽しむ4人――まさに親善大使に相応しい存在である。

会見で発表されたのは、全国80校に大使館員を派遣する“出前授業”や、80名に留学補助金を支給(年齢制限なし)といった魅力的なプログラムの数々だった。どれも人間同士の直接的な交流を要するプログラムとなっている。

多忙なMONKEY MAJIKは、挨拶を終えると退場し仙台へと帰っていった。そんな彼らは現在19本の全国ツアー中(2月28日まで)。全国を駆け巡り、人との交流を大事にするMONKEY MAJIKの音は、ドラマティックであたたかい。今後の彼らの生み出す音楽、そして親善大使としての活躍に期待しよう。
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