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1974年6月1日カナダのオタワで生まれたアラニス・モリセットは、1991年17歳でデビュー・アルバム『Alanis』を母国カナダでリリースし、カナダのグラミー賞として知られるジュノー賞の最優秀女性新人賞を受賞。

その後19歳で単身故郷カナダを離れ、L.A.へと移り住み、翌年マドンナが主宰するマヴェリック・レコーズと契約、1995年6月衝撃のワールドワイド・デビュー・アルバム『Jagged Little Pill』をリリース。自分を捨てた元カレに向けての辛辣なメッセージを、髪を振り乱しながら独特なヴォーカル・スタイルで叫ぶデビュー・シングル「You Oughta Know」はそれまでの女性ヴォーカル・シーンを大きく変え、世界中の音楽ファンに衝撃的に発信され、受け入れられた。この『Jagged Little Pill』は1996年の第38回グラミー賞で最多4部門を受賞。全世界で2,800万枚という驚異的なセールスを記録した。

1998年、映画『シティ・オブ・エンジェル』の主題歌「uninvited」の大ヒットの後、1stシングル「THANK U」のPVが話題となった2ndアルバム『SUPPOSED FORMER INFATUATION JUNKIE』も全世界で800万枚を越える大ヒットを記録。

2002年2月、初のセルフ・プロデュース・アルバムとなった、3rdアルバム『UNDER RUG SWEPT』リリース。この作品も全米アルバム・チャートNo.1を記録し、全世界で500万枚のセールスを記録する大ヒット・アルバムとなった。

2004年5月、4thアルバム『So-Called Chaos』をリリース。映画出演やオフ・ブロードウェイ出演など、音楽活動以外の経験も活かされたセルフ・ポートレイト的作品となった。

2008年、アコースティック・アルバムやベスト・アルバムのリリースを挟んで、前作より4年ぶりとなる5thアルバム『FLAVORS OF ENTANGLEMENT』をリリース。プロデュースにビョークやイモージェン・ヒープとの仕事で知られるガイ・シグスワースを迎え、プログラミングされたエッジの効いたビートとアラニスらしいアコースティックなサウンドの共存を体験できる作品となった。

その後、レコード会社を移籍し2012年に6枚目のオリジナル・アルバム『Havoc and Bright Lights』をリリース。映画『ナルニア国物語』や『プリンス・オブ・ペルシャ』といった作品に楽曲提供したり、自身も女優として映画に出演したり、TVのオーディション番組『The Voice』2ndシーズンのゲスト審査員で出演した。

2015年にはカナディアン・ミュージック・ホール・オブ・フェイム殿堂入りした。

エンターテイメント以外の活動として、女性活動家のサポートや、スピリチュアルやフィジカル面での健康促進トレーナーとしても多くの支持者を得て評価されており、国際的な女性の権利や人権を守るための社会福祉活動にも熱心に取り組んでいる。

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