【レポート】スピッツ初の大規模展覧会『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展』開幕「感動してもらえると思う」

ポスト
no_ad_aritcle

スピッツ初の大規模展覧会『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 Special Supporter マイナビ』が、本日11月8日(金)より開幕する。開幕直前には展覧会の音声ガイドも務めているスピッツのメンバーが会場を訪れた。

◆スピッツ 画像

1987年のバンド結成から37年、今もなお第一線で唯一無二の世界を形作りつづけているスピッツ初の大規模展覧会は、アルバム『ひみつスタジオ』を引っ提げて開催された全国ツアー<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU”>に関する展示を中心に、2013年以降の活動の軌跡と現在地を体感してもらい、これからの未来へ繋げるというコンセプトで開催されるもの。

展覧会場である六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューは、2021年4月にリニューアルオープンされたカルチャーを牽引するエンターテインメントの発信基地。天高11m全面ガラス張りの開放的な空間に、高層ビルからの景色を融合したダイナミックな展示スペースの中で、スピッツの魅力を存分に感じることができる。




▲<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU STUDIO”>巨大オブジェ

まず最初に登場するのは、<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU STUDIO”>のアリーナツアーで実際に使用されていた巨大オブジェ3点。オブジェは、“イチゴ&プライヤー(約5m×3.5m / 重さ365kg)” “スケートボード(約1.8m×6m / 重さ165kg)” “ツアーロゴサイン(約4.2m×2.4m / 重さ290kg)”といった圧倒的なスケール感に驚くはずだ。観客席からでは味わえなかった迫力とともに、スピッツらしいステージ美術へのこだわりをあらゆる角度から鑑賞することが可能だ。また、日本各地で撮影されたツアーにまつわる写真や資料ほか、開催地ごとの“ご当地ステッカー”にまつわるエピソードも明らかになっている。

<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU STUDIO”>でメンバーが使用した楽器や衣装をはじめ、アルバム『ひみつスタジオ』のジャケットに登場したほかツアー全公演に出張したロボットのi-Oくん、ドラムセットを載せるバンド台や小物など、実際にツアーを回った品々が集められた“オンステージ再現”のエリアも壮観。まるでステージが目の前に現れたかのような感覚をおぼえる。


▲<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU STUDIO”>オンステージ再現

“オンステージ再現”エリアを抜けると、楽屋再現コーナー“ある日のツアー楽屋”へ。ここには各メンバーのウォーミングアップ用楽器が置かれているなど、普段ツアー楽屋でメンバーがどんなふうに過ごしているのか、想像を膨らませながら鑑賞することができる。また、今年7周年を迎えるレギュラーラジオ番組『』SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」(TOKYO FM / JFN38局ネット / 毎週日曜日21:00〜21:55)の収録ブースも再現。“ロック大陸の案内人”ROKUCHAMU (ロクチャム)の貴重な原画や台本ほか、コロナ禍でもオンエアを継続できた番組の貴重なエピソード写真も初公開されている。

さらに進んで“スピッツ秘宝館”へ。オフィシャルファンクラブ“Spitzbergen”にまつわるレアな資料や、2013年発表以降のアルバムジャケットのために制作され、撮影に使われた実物オブジェの“リリエンタールグライダー”(2013年発表アルバム『小さな生き物』)、“モニャモニャくん”(2016年発表アルバム『醒めない』)、“ミノムシさん”(2019年発表アルバム『見っけ』)を展示。音声ガイドによる制作秘話とともに当時を振り返ることが可能だ。なかでも、天井から吊るされた“リリエンタールグライダー”は、今にも空を飛びそうな精巧さがある。



▲スピッツ秘宝館



▲スピッツ秘宝館/「美しい鰭」ジャケット再現

最新シングル「美しい鰭」のジャケットの再現も、大きな見どころのひとつMXRのDyna CompやBOSSのCE-3 CHORUSなどの細部も確認可能だ。

展覧会終盤には、目玉のひとつである“VR体験”エリアが登場。<SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 “HIMITSU STUDIO”>を4台の360度カメラで撮影した8K映像を、PICO社の高性能VRゴーグル“pico neo 3pro”で観ることにより、まるでメンバーがすぐそこで演奏しているかのような空間に瞬時にトリップした感覚を体験できる。さらに、数多くのスピッツ作品を手掛ける髙山徹によるMIXをFOCAL社のプロ用ヘッドフォン“Listen Professional”で聴けるという最新で極上のシステムを構築。没入感は格別だ。視聴出来るのは3曲。第1〜3期と期間が分かれており、第1期「跳べ」(期間:11月8日〜11月28日)、第2期「オバケのロックバンド」(期間:11月29日〜12月19日)、第3期「めぐりめぐって」(期間:12月20日〜1月15日)となっているので、何度来ても新しい発見を楽しめる。なお、VRのクオリティは、スピッツメンバーのお墨付き。「みんなにもすごく感動してもらえると思うので、楽しんで見てほしい」と、音声ガイドで熱く語っている。


▲VR体験

今回、展覧会のためだけに収録されたメンバー全員のトークによる音声ガイドも目玉のひとつ。通常のガイドとは別に“わいわいトーク”なるメンバーしか知らない裏話も聴くことができるなど、ツアー時の秘話をはじめとするこれまで語られなかった、ここでしか聞けない貴重な内容盛りだくさんだ。メンバーの和やかな声を聴きながら一歩一歩展覧会を見進めていくと、この上ない幸福感がどんどん湧き上がってくるはず。

そして最後のコーナーでは、4人から”未来へ”の問いかけが待っていた。メンバーから届いた質問に、あなた自身が考える答えを書きながら、スピッツの現在地、そして未来へと思いを馳せてほしい。ここに紹介したアイテムは大規模展覧会の一部。これまでのスピッツが歩んできた道のりと共に、それぞれの“ロック大陸の物語”が体感できる展覧会へ足を運んでいただきたい。チケットはイープラス・東京シティビューにて一般販売中だ。期間は2025年1月15日まで。


▲オリジナルグッズ

なお、オリジナルグッズが購入できるグッズショップでは、ライブグッズとは一味違った展覧会ならではの充実アイテムを揃えている。本日からオンラインストア(https://spitznow-online.com)でも購入可能だ。

撮影◎Maho Korogi

■展覧会『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 Special Supporter マイナビ』


会期:2024年11月8日(金)~2025年1月15日(水)
※12月28日(土)~1月2日(木)は休館
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開場時間:10:00~19:00(最終入館18:00)
※金曜・土曜・祝前日のみ20:00まで(最終入館19:00)

VR体験(<SPITZ JAMBOREE TOUR ‘23-’24 “HIMITSU STUDIO”>より)
第1期「跳べ」:11月8日(金)~11月28日(木)
第2期「オバケのロックバンド」:11月29日(金)~12月19日(木)
第3期 「めぐりめぐって」:12月20日(金)~1月15日(水)

▼チケット(日時指定券・税込)
一般 3,000円
高校生・大学生・専門学生 1,800円
中学生 1,400円
4歳以上小学生以下 900円
シニア (65歳以上) 2,700円
https://eplus.jp/spitznow/
※入館券は日時指定での販売となります。
※3歳以下無料
※チケットに関する詳細は展覧会公式HPをご確認ください。

▼FOCAL社のプロ用ヘッドホン「Listen Professional」とは
まるでヘッドホンが消え、音楽だけが聴こえる精緻かつ透明感の高いクリアなサウンドと優れた遮音性、快適な装着感によりお気に入りの音楽を長く楽しめる定番スタジオヘッドホン。
製品名:Listen Professional
周波数特性:5Hz - 22kHz
本体重量:280g
https://www.minet.jp/brand/focal/listen-professional/
販売元:株式会社メディア・インテグレーション

主催:SPITZ,NOW! 主催委員会(WOWOW / 読売新聞社 / ウィステリアート / TOKYO FM / ニュートラルコーポレーション)
Special Supporter:マイナビ
特別協力:グラスホッパー
監修:アナザー
公式HP:https://spitznow.com
公式X(旧:Twitter):@spitznow
(問)『SPITZ,NOW! ~ロック大陸の物語展~』事務局 03-5704-9973



この記事をポスト

この記事の関連情報