エイミー・マクドナルド、UKに続きUSでもブレイクか?

ポスト
エイミー・マクドナルドが全米にてファーストアルバム『ディス・イズ・ザ・ライフ』を8月19日にリリースした。全英アルバム・チャート1位を獲得した大ヒット作品の全米リリースである。これまで“UK女性ソロシンガーのUSでの成功は難しい”と言われてきた中で、エイミー・ワインハウス、レオナ・ルイス、ダフィーと続く期待のシンガー・ソングライターだ。

彼女の音楽はアコースティック・ギターを弾きながら歌うというシンガー・ソング・ライターのスタイルだが、キラーズ、トラヴィスやリバティーンズ等のロック・バンドからも影響を受けているものだ。

2008年7月1日リリースのファーストシングル「ミスター・ロックン・ロール」は、アメリカのラジオ局で最もAAAリストに追加された曲になった。これはコールドプレイと並ぶ記録でもある。米ボストン・グローブ誌は、“エイミーはギターと確信を持った21歳の女の子。一瞬にして彼女の声は注目を引きつける。一年後にはオーフィアム・シアター(テネシー州にある名門コンサートホール)での公演も夢ではない”と評した。UKガーディアン誌は“彼女はレトロな声と爽やかなメロが特徴であり、このアルバムは想像力豊かで活力のある曲のコレクションである”と評価している。

独学で音楽を学んだエイミーは、シンプルでかつ心に響くメッセージ/音楽を伝えることのできる才能の持ち主だ。ツアーで18ヶ月間ヨーロッパを旅し、ポール・ウェラーや彼女の憧れリバティーンズのピート・ドハーティ等と同じステージに立ちパフォーマンスも経験してきた。

デビュー・アルバム『ディス・イズ・ザ・ライフ』にはそれぞれの曲で様々な物語が語られている。無理をして作り上げた自分のキャラを演じる人について書いた「ミスター・ロックンロール」。成功に溺れ我を失うポップスターを物語る「ポイズン・プリンス」やセレブ生活をあこがれて結婚する女性のバラード「フットボーラーズ・ワイフ」など、20歳そこそこの女の子が書く曲とは思えない視線の曲も多く収録されている。

スコットランドのグラスゴーから飛び出してきたひとりのシンガー・ソング・ライターに、今、全米中のメディアとオーディエンスが注目し始めている。

◆エイミー・マクドナルド・マイスペース
◆エイミー・マクドナルド・オフォシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報