コールドプレイのクリス・マーティン、歩行困難なファンを車で送る

ポスト

Raph_PH, CC BY 2.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で

日曜日(5月26日)、英国で開催されたフェスティバル<Big Weekend>に出演したコールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンは、会場へ向かう途中、歩くのが辛く道端で休んでいた女性を見かけ、車に乗るよう申し出たそうだ。

この女性、Saundraさんはコールドプレイのファンで、地元で開かれたフェスティバルを観に来たが、変形性関節症を患い、腰にも問題を抱えている彼女には、会場は広すぎ入口は遠く、歩くのに疲れ壁に寄りかかり休んでいたという。もうあきらめて帰ろうかと考えていたところ、1台の車が停まり、車内にいた女性が乗らないかと声をかけてきたそうだ。

中にクリス・マーティンが座っているのに気づいたSaundraさんは当初、その申し出を辞退したとBBCに話している。「(後部座席の)ドアが開いたとき、私は、“えっ、クリス・マーティン。彼とは同乗できないわ”って言ったの。そしたら、“もちろん、できるよ”って言われて…」

車内では、彼女の仕事や年齢、サッカーなど、クリスと「いろんな話をした」そうだ。「彼は、本当にきちんとした人だった」と、SaundraさんはPA通信に話している。クリスは入口まで彼女を送っただけでなく、スタッフに声をかけ、彼女のためのバギーの手配を頼んだり、リストバンドが手に入るまでその場にいてくれたという。

Saundraさんは、「なんて素晴らしい時間。なんて品行方正な人」と、このエピソードを伝え、車内で撮影したクリスとの2ショットをSNSに投稿している。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報