PSPにWebブラウザ搭載、動画配信もまもなく開始

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ソニー・コンピュータエンタテインメントは7/21に「PlayStation Meeting 2005」を開催し、今後のPSPの展開などを発表した。

この中で、PSPのファームウェアが大きくバージョンアップされることが明らかになった。現在の最新ファームウェアはVer.1.52。これがVer.2.0に変更されるという。

Ver.2.0に変更するとPSPに様々な新機能が追加される。一番の目玉機能は、インターネットを閲覧できるWebブラウザが利用可能になることだろう。

ソフトウェアキーボードを使ってURLを直接入力したり、お気に入りを登録して手軽にアクセスできるような機能が用意されるようだ。表示できるHTMLのバージョンは4.01。Flashアニメーションの表示は対応していないという。

同時に、Webブラウザと関連した動画配信サービス「Portable TV」も公開された。このサービスも7/27より開始される。ソニー・コミュニケーション・ネットワークが運営するサービスで、PSPでWebサイトにアクセスし、動画をダウンロードできるようにするという。

ただ、サービスの開始直後はパソコンで公式サイトにアクセスし、PSPで使うメモリースティックDuoにダウンロードした動画ファイルを転送するという形になりそうだ。

ストリーミングではなく、動画データはローカルに保存する方式。動画形式はMP4ではなく、UMDビデオでも採用されているH.264/MPEG-4 AVCということだ。

そのほか、ファームウェアVer.2.0で追加される主な機能は以下の通り。

動画にジャンプ機能を追加
動画にA-Bリピート機能を追加
再生できるファイルの種類にMP4(AVC)を追加
ATRAC3 plus形式がメモリースティックProDuoに転送可能
AACとWAVE形式に対応
壁紙を貼れる
無線LANでほかのPSPに画像を送受信できる
BMP/GIF/PNG/TIF画像の表示に対応
キーボードの入力モードにWeb入力支援機能を追加

問い合わせ先:ソニー・コンピュータエンタテインメント
http://www.scei.co.jp/
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