RIP SLYMEのILMARIとSUがプライベート空間であの名曲の隠れ裏話を大公開、ブラビアの音声検索で歴代ミュージックビデオを呼び出して思い出を振り返る

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■「BARKS presents ILMARI&SU PLAY BACK RIP SLYME with BRAVIA」

数々の名ミュージックビデオを産みだしてきたRIP SLYMEであるが、今回はメンバーのILMARIとSUに、歴代のミュージックビデオを振り返り、今まで公表していなかった隠れ裏話を語り合ってもらう企画が、ソニー4Kブラビアによって実現。新発売の4Kブラビアは「Android TV(TM)機能」が入っているため、精度の高い音声検索機能により、テレビ番組からネット動画までを横断して、見たいコンテンツを素早く探し出すことができる。

そこで今回は2人に、見たいものをリモコンに話しかけるだけですぐに目的のミュージックビデオを探し出すことができる音声検索機能を使って、RIP SLYMEがこれまでに制作したミュージックビデオをたくさん観てもらい、思い出や感想など、ビデオや曲に関する様々なことを語り合ってもらった。彼らならではの独特のユル~い雰囲気で進められたこの“プレイバック”では、大ヒットナンバーの撮影時の裏話や、メンバーだけが知るマル秘エピソードなど、ディープな話がいくつも飛び出した。

Android TV機能搭載ブラビアの詳細については次のページで詳しく紹介するとして、まずはILMARI とSUのプレイバックの様子をじっくりお楽しみいただこう。

本記事では、動画の内容はもちろん、それ以外にもくりひろげられたトークを公開!


ブラビアを前に、リラックスした雰囲気で座る二人。

ILMARI:今日は、僕らRIP SLYMEのビデオを色々見ながら語ろうってことで。

SU:どれも思い出があるよね。

ILMARI:このブラビアだと、見たいものを音声検索するだけで、ビデオも簡単に探せるんだよね。まずは「RIP SLYME」で検索してみようか。

と、リモコンを手にするILMARI。リモコンに向かって“リップスライム”と話しかけた。すると、画面には瞬時に「RIP SLYME」と文字が表示され、その下にたくさんのRIP SLYMEのビデオがずらりと並んだ。さらには関連するアーティストや、ジャンルの近いアーティストのビデオもたくさん表示されている。“おおっ、速いねぇ。ちゃんと認識されてるし、すごくたくさん出てくるんだね”と感心した様子のSU。この音声検索を使って、二人は思い出に残っているビデオを次々に探していく。


ILMARI:思い出深いのは何かなぁ、初期は撮影が大変だった記憶がありますね。フィルムだったし。

SU:そうだね。デジタルじゃなかったから。でもまずは、最近撮った画質のいいのからいこう。

と、SUは最初に「JACK GOES ON」を検索しようと、ブラビアのリモコンを手に取った。

■「JACK GOES ON」は特殊メイク、笑うとヒビが入ってダメなのに、PESがやたらと笑わせに来る(笑)―SU
■「JOINT」は、いまだになんで寿司屋の映像なのかわからない(笑)―ILMARI




リモコンに向かって“リップスライム、ジャックゴーズオン”と話しかけるSU。またしても瞬時に曲名といくつもの動画が表示されたのを見て“そんなにいい発音じゃないと思うけど、出るねぇ、すぐ。しかも英語で表示されるんだ”と、またも驚いた様子。そして「JACK GOES ON」のビデオを選択して再生を開始すると、二人からは様々な思い出が飛び出してくる。

SU:この撮影は好きだったな。

ILMARI:このビデオは好きなんだけど、撮影は苦しかったですよね?

SU:そうだね、全部特殊メイクだったから。鼻にだけストローつけて、ギブスみたいなのを顔にかぶせて型を取って。笑うとヒビが入っちゃってダメなのに、PESがやたらと笑わせに来るんだよ(笑)。

しばらく黙って画面を見つめていた二人だが、やがてSUが感慨深げに口を開いた。

SU:まわりのスタッフとかクリエイターの方々が、毎回いいアイデア出してくれるんですよね。どうやったらボロボロの僕らをよく見せるか、ホントによく考えてくれる。なるべく短い時間で終わるように考えてくれてるし、だから楽しんでできるんだね。

◆「JACK GOES ON」MVはこちら
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ユルい雰囲気のまま1曲を見終わって、次はILMARIが“撮影が大変だった初期のビデオ”ということで「JOINT」を選曲。ILMARIがリモコンに向かって“リップスライム、ジョイント”と発声すると、先ほどと同様に、画面には「RIP SLYME JOINT」の文字、そしてその下にはたくさんのビデオとともに、YouTubeにあるオフィシャルの「JOINT」のビデオが表示された。“おお、速いね”と感心した様子のSU。


ILMARI:これは2003年だね。全然それまでと違うし、ここから始まったって感じだな。でも、いまだになんで寿司屋の映像なのかわからない(笑)。

SU:わからないけど、回転寿司、回す、ターンテーブル、っていうつながりかな。でもこれ覚えてるよ。ここまでの経験で撮影は長引くってわかったから、空気で膨らませるマット持ってきて寝てたんだよね。

ILMARI:あの通販のヤツね。このときは『TOKYO CLASSIC』がヒットした次なんで、わりとイケイケ、攻めてましたね。ドラムンベースの曲がシングルって、僕らにとっては斬新だったし。

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■シャンパン飲みながらやってみようって。そしたらボロボロで全然ダメだった(笑)-SU
■これだけキワドイ衣装の女性がいても、ずっとやってると慣れてくる(笑)-ILMARI



こんな具合に、二人は次々とビデオを検索して見ていく。今度は、撮影が楽しかったビデオ、というテーマ。SUは“いつも男所帯だから女性がいると楽しい”、という理由で「熱帯夜」を選んだ。ブラビアの検索結果には、そのビデオがこれまで何回視聴されたかを示す数字も一緒に表示されるのだが、SUはそれを見て“こんなに見てもらってるんだ!すごい数だね”と驚いた様子。そして、セクシーな女性とともに踊るRIP SLYMEのビデオが流れ始める。

SU:これはRIP SLYMEお得意のワンカット、ノンストップで撮るってヤツ。

ILMARI:ミスできないから大変だった。僕ら5人だけじゃなくて、この女性のみなさんも頑張ってくれてた。

SU:この人たちもずっと朝から水着にハイヒールで大変だよね。

ILMARI:このときは最後のほうが緊張もとれてよくなってきたんだよね。

SU:じゃあ最後、シャンパン飲みながらやってみようって。そしたらボロボロで全然ダメだった(笑)。

ILMARI:あと、これだけキワドイ衣装の女性がいても、不思議なものでずっとやってると慣れてくる(笑)。

SU:慣れるね。なんとも思わなくなる(笑)。

ILMARI:MVでこれだけセクシーな女の子が出てくるのって、男のRIP SLYMEファンも増えたんじゃない?

SU:違う目的で見るのもありかな(笑)。


◆「熱帯夜」MVはこちら
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逆に、つらかった撮影というテーマで、ILMARIは「楽園ベイベー」を選ぶ。

ILMARI:僕らのビデオって最後におまけがついてるんだよね。このときは僕がプールで泳いでるのがおまけで。夏の曲なんだけど撮ったのは春だったし、もう夜中だったから寒くて、唇が紫になって。服着たまま泳いだし、これはきつかったなあ。

SU:水も冷たかったし、寒かったよね。

ILMARI:SUさんがつらかったのはどれですか?

しばらく考え込んだSU、“とくにつらいと思ったのはあまりないんだよね、今思えばみんな楽しかったし”と言いながらも「ラヴぃ」を選曲。

SU:これは撮影そのものじゃなくて、この時期がきつかった。直前にFUMIYAが休業に入って、じゃあ4人でやれることやろう、ってことになったんだよね。それでやったのが、1か月間の炭水化物抜きダイエット(笑)。糖分も控えてたから、この撮影のときはずっとあくびが出てたんだよね。

ILMARI:ジムに通いながらダイエットやりましたね。RYO-Zくんもこのとき細いですもん。

SU:みんなスリムでカッコいいね。

ILMARI:ダンスも軽やかだし。頑張ればまたこんなふうにできるのかな?

SU:今もう一度やろうって言っても無理かもなあ(笑)。

ILMARI:RYO-Zくんはジムに行かずに一人で炭水化物抜きをやったことがあったよね。地方に3週間くらい行ってたとき。でも最後に大阪からの帰りの新幹線ですぐに炭水化物と酒を始めちゃって、もう品川くらいで元に戻ってた様な(笑)。このころって、4人で模索してた時期だから、コラボレーションも多かったですよね。これはくるりと一緒にやったし、その前に布袋さんともやりましたよね。


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■「黄昏サラウンド」ではダッシュしてる僕らをPESが見つけてちょっと笑っちゃうっていう-SU
■俺が回転してるときはたいてい間違えそうになった時だから(笑)-ILMARI


RIP SLYMEにとって転機となった曲、というテーマになると、SUはすぐさま“あるある!”と言って「黄昏サラウンド」を選んだ。

SU:今までは“若さ若さ、イェイ!イェイ!”って感じだったけど、この曲はちょっと大人っぽくしてみようと。

ILMARI:これも大変だったけど好きだな。

SU:これも一発撮りだよね。(ビデオに登場する自分を見つけて)うわぁこの右の人、ガラ悪いなあ(笑)。その前までイェイ!イェイ!だったのに(笑)。

ILMARI:すごいなSUさん、どこの人だかわからない(笑)。

SU:ここ、歩くPESを画面が追って僕らが消える、その瞬間、僕らダッシュで次の場所に移動してたんだよね。で、ダッシュしてるのをPESが見つけてちょっと笑っちゃうっていう。

ILMARI:しかし一発撮りって、最後のほうになるとどんどん緊張しますよね。

SU:間違えると最初からやり直しだから。だからこうやってちょいちょい回転してる(笑)。

ILMARI:そうそう、間違えそうだと思ったら回る(笑)。俺が回転してるときはたいてい間違えそうになった時だから(笑)。とくにこれ、明け方、明るくなり始めたところで撮りたいってことで、何回もやり直せなかったからね。



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同じく転機というテーマでILMARIは「太陽とビキニ」を選曲。目的のビデオが瞬時にブラビアに表示されるのを見て、二人とも毎回のように“速いねぇ”、“速いなぁ”と感心している。

SU:これが転換期?

ILMARI:最初のころって色々あったじゃないですか。インディーズからメジャーに変わったのもそうですけど、FUMIYAが体調崩したり、最初の7~8年って濃かったと思うんですよ。でも、この曲のころからようやく色々落ち着いてきた。曲の作り方にしても力の抜きどころがわかってきたり。もちろんいつもずっと楽しかったけど、より楽しくなってきたのがこのあたりかな。

SU:楽になってきたね、色々。あと、振り付けを外部の方に頼んだのもこのころからだよね。これはPerfumeをやってたMIKIKO先生に初めてやってもらったし。

ビデオにはオープンカーが登場。そしてSUのユニークなヘアスタイルにも二人の目が留まった。

ILMARI:車が出てくると必ず運転は僕なんですよね。なんでだろう?

SU:そうだね(笑)。

ILMARI:RIPじゃなくても、みんなで海に行くとか、そういうときも必ず僕(笑)。で、当時はカセットだったけど、必ずRYO-Zくんがミックステープを持ってくるっていう。あれ? SUさんモヒカンじゃん!(笑)。

SU:回りのスタッフに色々反対されたんだよ。おまえホントにそれでいいのかって(笑)。

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とくに印象に残っているシーンがあるビデオ、というテーマでは、SUが「STAIRS」を選曲。

SU:なんといってもこの山登り!

ILMARI:僕も山登りなんてしたことなかったから、生まれて初めて山頂というところに行った。

SU:この日すごい寝不足だったんだよね。

ILMARI:当日は朝早いからって、前の晩に導眠剤飲んだけど寝られなくて。結局、薬が効いたまま登山(笑)。

SU:これはホントにハードワークだった。寒かったけど、山頂の豚汁があんなにおいしいとはね。

ILMARI:山頂から見た富士山もホントにきれいだった。

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■こうして検索してテレビで簡単に見られるのって便利ですよね-SU
■しゃべってすぐ検索できるってすごい。これからは当たり前になるんだろうね-ILMARI


ひととおりブラビアでミュージックビデオを引き出し、見ながら語り合った二人に、ブラビアで検索しながら色々なビデオを見た感想を訊いてみた。


SU:こうして検索して簡単に見られるの、いいですね。以前は、映像作品を作っても衛星放送とかじゃないと見られなかったけど、今は動画サイトがあるし、それをテレビで簡単に見られるのって、便利ですよね。

ILMARI:しかも、しゃべってすぐ検索できるってすごいですよ。こういうの、これからは当たり前になるんだろうね。

SU:ホントに便利。後戻りできない感じですね。でも、これだとリビングにあるテレビですぐ見られるでしょ。普通に家族団らんの場でパッと見られちゃうから、家族でも安心して見られるようなMVを作らなきゃいけない(笑)。


ILMARI:「熱帯夜」みたいのもまた作りたいね(笑)。でも関連するほかの動画もたくさん出てくるし、ネットサーフィンみたいに色々なものをどんどん見られるのも面白いよね。

SU:とにかく、音声検索は便利だね。以前は検索するのにいちいち文字を入力するのが面倒だったもん。

ILMARI:しかもこれだけ速く正確に認識してくれる。今はスマホとかパソコンで見てるけど、このテレビにYouTubeとかアプリも色々入ってるんでしょ? もうテレビだけでいい。最高ですね。


最後に、RIP SLYMEの今後の予定について。

ILMARI:ブラビアで見るのにちょうどいいDVD/Blu-rayが、7月に出ます。内容は、先日の武道館の模様、それに特典映像もついてます。

SU:僕たちのやってるラジオ番組を映像化したような特典映像ですね。“見えるラジオ”です。

ILMARI:あと、今年は色々なフェスに出ます。ライヴの1年ということになると思います。

その後も二人は、“RIP SLYME、デビュー曲”、“RIP SLYME、ライヴ”、“RIP SLYME、2005”など、様々なキーワードをリモコンに話しかけ、何度も検索を試して遊び尽くす。結果が表示されるたびに、“おお、出るねえ”、“速いねえ”と声をあげて楽しんだSUとILMARIだった。

※衣装協力:
COLE HAAN / CYDERHOUSE / PINE / SENSE OF PLACE / undecorated MAN / URBAN RESEARCH iD

『RIP SLYME Tour of Ten FINAL at BUDOKAN』

発売日:7月13日
DVD 品番:WPBL-90392
Blu-ray 品番:WPXL-90128
(収録内容)
☆Tour of Ten(@日本武道館 2016.01.10)
☆ORIGINAL SHORT MOVIE
☆MUSIC VIDEOS
(ピース/この道を行こう/POPCORN NANCY/JUMP with chay/Special Mix Movie of Making 3 Music Videos and more...)


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