映画『ポーラー・エクスプレス』にエアロスミスのスティーヴン“出演”

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11月27日公開の映画『ポーラー・エクスプレス』は、トム・ハンクスが1人5役のCGキャラクターを演じた最新鋭のデジタルアニメーション。これになんと、エアロスミスのスティーヴン・タイラーが「出演」しているのだ。

名作絵本「急行『北極号』」を映画化した本作は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスのコンビが、再びタッグを組んだクリスマス・ファンタジー。クリスマスイヴにポーラー・エクスプレス(急行「北極号」)に乗って北極点のサンタ村を訪れた少年が、夢のような一夜の体験を通じて、信じることの素晴らしさを知るという物語だ。スティーヴン・タイラーはエルフたちが大集合するサンタ村のパーティ会場で、初のソロ名義曲「ロッキン・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド」を熱唱している。といっても、もちろんCGキャラなのだが、“パフォーマンス・キャプチャー”と呼ばれる最新技術で、実際のスティーヴンの表情や体の動きが忠実に再現されているという。

パフォーマンス・キャプチャーは、この映画のために新たに開発された最先端テクノロジー。既存のモーション・キャプチャーをさらに進化させた技法で、生身の俳優の動きを立体映像で記録し、そこにCGキャラをかぶせてリアルな演技を再現するのだという。スティーヴンも、光を反射するマーカーを付けたキャプチャー・スーツに身を包んで、パフォーマンスを披露したそうだ。もともとはサントラに曲を提供するだけの予定が、スタジオで彼を見たゼメキス監督がその場で「出演」を依頼し、チャレンジ精神旺盛なスティーヴンも快諾したとのこと。残念ながら画面に登場するのは10秒にも満たないシーンなので、くれぐれもお見逃しなきよう。

原 令美/イーフィールズ
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