ジョー・ペリー、70年代後半にエアロスミスを脱退したのはヴァン・ヘイレンも一因
エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーが1979年にエアロスミスを脱退したのは、他のメンバーとの関係悪化が唯一の理由ではなかったそうだ。ヴァン・ヘイレンを聴き、衝撃を受けたのも一因だったという。
『Guitar World』のインタビューでエアロスミスの50年間の軌跡を振り返る中、ペリーは70年代後半の状況についてこう語った。「俺は自分の面倒をみる必要があった。俺の私生活は素晴らしいとは言えない状態で、それに対処しなきゃならなかった。それを受け入れなくてはならず、(バンドを)脱退するときだと実感した。でも同時に、俺らは新しいアイディアにもうちょっとオープンになる必要があるとも感じていた」
「80年代を迎えようとしているところだった。ヴァン・ヘイレンのファースト・アルバムを聴いたときのことは今でも覚えている。俺はもの凄く気に入った。なんて素晴らしいアルバムだ」「エディ(・ヴァン・ヘイレン)のギター演奏は驚異的だった。彼はギターの観念を覆した。俺がやったことなかったことをやってた。俺は、一息いれるときだって思ったよ。新しいアイディアが必要だった」
「でも、俺らには視点を変え、上手くやっていく方法を見つける必要もあった。俺は、“俺らは80年代を迎える準備ができてない”って言ったのを覚えてる。なんでそう言ったのかはわからない。そんなヴァイブか感覚を持ってただけだ」
ペリーは1979年夏にエアロスミスを脱退し、ジョー・ペリー・プロジェクトを始動。翌年、ファースト・アルバム『Let The Music Do The Talking』をリリースした。バンドは立て続けに3作のアルバムを発表したが、ペリーは1984年にエアロスミスに復帰した。
Ako Suzuki
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