オフスプリング、真冬のスキーリゾートでコンサート

１月27日、コロラド州アスペンで開催されたウィンタースポーツの祭典「Winter X Games」で、オフスプリングが真冬の寒空の中、屋外コンサートを行なった。当日は2,000人以上のファンがスキー場に集結。ステージにはヒーターが設置されてたが、ブライアン・“デクスター”・ホーランド（Vo）の息は目に見えて白く、ファンはモシュピットでロックと寒さに“震えていた”。ブライアンは「寒い夜なのに、ずっといっしょにいてくれてうれしい。こんな寒さで演奏するのは初めてだ」と観客に語った。

このコンサートを主催したのは地元のスキー会社、Aspen Skiing。「X Games」の一環としてカリフォルニア出身の彼らをアスペンへ呼んだ。コンサートを見に来たアスペンの女性市長は、オフスプリングを聴いたことはないけれど「とても素敵……ファンタスティック」と感想を述べた。彼女は、今後もウィンタースポーツとコンサートの共演を続けていきたい、と語った。また、30年来、アスペンで暮らしいている地元の住人は「コミュニティにとって大変いいことだと思う」と話している。

老若男女が一緒になって楽しんだ真冬のアウトドア・コンサートは、１時間足らずで終了。演奏曲は最新作『Splinter』から「Hit That」「Long Way Home」「（Can't Get My) Head Around You」ほか、ヒットナンバーの「Have You Ever」「Gotta Get Away」「Come Out And Play」などが披露された。アンコールはなく、コンサートは「Self Esteem」で幕を閉じた。

T.Kimura