ミスティカルのレイプ・恐喝事件が決着へ

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係争中だったMystikalのレイプ・恐喝事件が解決に向かっている、と彼の弁護士が伝えている。Mystikalは'02年7月、レイプおよび恐喝の罪で逮捕、告発された。報道によれば本件で彼は有罪とならず、双方が満足する形で解決しそうだという。

Mystikalは逮捕、告発されたが、双方による解決に期待して彼の罪状認否は延期されている。事件は昨年7月、Mystikalがヘア・スタイリストの女性と対立し、女性が彼の口座から無断で小切手を現金化したことに端を発している。逮捕状によれば、Mystikalは彼女に衣服を脱ぐよう命令しオーラル・セックスを強要、さもなければ資金の着服を当局へ知らせると言ったという。

その後、彼の友人のLeland EllisとVercy Carterが自宅を訪れ、Mystikalと女性との性行為をビデオに収めた。バトンルージュ警察署によれば、テープにはEllisとCarterが彼女と性行為している様子も映し出されているという。女性はMystikalの自宅を出るとすぐに病院へ向かい、その後警察へ通報した。

バトンルージュ警察署はMystikalの自宅を捜査し、ビデオカメラと金庫を押収している。

奇妙なことに女性はその後、Mystikalの弁護士を通じて警察に提出された宣誓供述書で、3人の男性との性行為は合意の上だったと署名。しかしMystikalにとっては不運なことに、彼女はすぐにその供述書を撤回して、署名したのは混乱していたからと話した。

Mystikalは2万5000ドルの保釈金を支払って釈放されているが、事件について次のように語っている。「この件はまだ決着がついていない。こういうことは俺みたいな商売にはつきものなんだ」「本当に本当に親しくて、近い人間からこんな仕打ちを受けるなんて、思ってもみなかった。まったく、とんでもねぇことが起きるもんだ。今回の事件では本当にひどく傷ついた。すべてを失ったわけじゃないし、何かを妨害されたわけでもないが、これは……。友情っていうか、信頼が壊れたんだ。わかるよな? まったく酷い……最悪の事態だ」

事件は解決できなければ、裁判に持ち込まれる。もしMystikalが有罪となれば、加重暴行罪で終身刑、恐喝罪で1年から15年の禁固刑が科せられる。

Mystikalは現在、ニューアルバム『Prince Of The South』を制作中。最新作『Tarantula』は最優秀ラップアルバムを含むグラミー賞2部門に、「Bouncin' Back」では最優秀ラップ歌手にノミネートされている。グラミー賞は2月23日にニューヨークで行なわれる授賞式で発表される。

Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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