クレイグ・デイヴィッド、新作『Slicker Than Your Average』でより成熟

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UKをベースに活躍するシンガー/ソングライターのCraig Davidが、ニューアルバム『Slicker Than Your Average』で戻ってきた。これは'01年に発売され、これまで世界中で700万枚以上を売ったデビューアルバム『Born To Do It』(Wildstar/Atlantic)に続く作品。ニューアルバムからの1stシングル「What's Your Flava?」ではDavidが曲作りに参加、Ignorantsとしても知られるMarshall & Trellのリミックスチームがプロデュースした。

Davidが、ニューアルバムは1stシングル同様、より高いレベルを目指したものだと語ってくれた。「1stアルバムでは、たぶん怖くて挑戦できなかったことに今回はトライしたんだ」「それにもっと落ち着いたんじゃないかと思う。いろいろ経験して成長したと思うんだ。だから、頭を落とされた鶏がドタバタ走り回るんじゃなく、正しい方向へエネルギーを注ぐことに集中できた」

Davidのアーティストとしての成長は、Stingとの見事なデュエット「Rise And Fall」で証明されている。

Davidはまた、自分のヴォーカルがデビューアルバムをリリースしたころよりもずっと良くなったと感じていると言う。「全英やヨーロッパ、全米とたくさんのツアーを経験して、ヴォーカルは間違いなく上達したと思う」「それは絶対にこのアルバムで良くなったところだね」

Davidは『Slicker Than Your Average』をプロモートするワールドツアーを4月までにスタートしたいと考えている。「エキサイティングだね。ライヴをやるのを楽しみにしてるんだ。バンドだってハッピーだと思う。だって彼らはもう2年も同じ曲ばっかりやってきたんだ。“おい、新しいやつをやらせろよ”って感じだよ」

以前のツアーと同じように、Davidは手の込んだステージよりも、音楽に焦点を当てたショウを考えているという。「いつだって音楽が一番だ」「今回はそこをもっと強調したい。僕は変わってない。派手にステージに上がったりするような、プロダクションが先で音楽は後回しなんていうアーティストにはならないようにしてるんだ。だから、バンドにはよりタイトになってもらいたい。もっとコントロールが利くように。僕が“ストップ”って言ったら、しーんとするような……。バンドはタイトなほうがいいね。そういうところから違いが出てくるんだ」

12曲を共作したDavidにとって、『Slicker Than Your Average』はとても個人的なアルバムだという。彼はさらにこう話す。「このアルバムでは、もっとうんと自分らしくいられたし、曲を書いたり、本当に言いたいことを歌詞にしたんだ。どこにでもいる女の子とコソコソやってる自分について話すんじゃなくてね。あれは、あの当時の自分には関係があったし、今も僕の思い出だけど、成長してる、成熟しているのを見せるのは大切だと思うんだ」

Jason Gelman and Yves Erwin Salomon, New York (C)LAUNCH.com
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