ナス、LAのコンサートでジェイZ、Rケリー、ラッセル・シモンズらをディスる

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NY州クイーンズブリッジのMC、Nasが3月27日、ロサンゼルスにあるHouse Of Bluesのステージで燃えた。Nasは彼の5枚のアルバムからそれぞれの曲を演奏し、天敵のJay-Zをコキ下ろして、さらにJay-Zに関係しているR.Kelly、Russell Simmonsらをも非難した。

Nasのエネルギーは激しく、新人ラッパーのようで、“Life's A Bitch”“It Ain't Hard To Tell”“If I Ruled The World”“You Owe Me”“Hate Me Now”“Oochie Wally”などのクラシックを次々と浴びせた。

そしてショウがクライマックスを迎えたのは、NasがJay-Zを攻撃したときだった。彼は“My Country”をパフォーマンスし、「誰も理解できない理由で」若い黒人を戦争に送り込んでいるアメリカを非難した。その後、NasのDJがJay-Zの“Hard Knock Life”のスピードアップ・ヴァージョンをプレイし、興奮したひとりの男がJay-Zのポスターを破り捨てると、聴衆から歓声がわき上がった。Nasも負けずに、Jay-Zとジョイント・アルバム『Best Of Both Worlds』を制作したR. Kellyをディスった。このアルバムは今週のBillboard 200チャートで2位となっている。

NasはKellyのレイプ事件疑惑にも言及して「俺たちは小さい子に触ったりしない」と言い、「『Best Of Both Worlds』(2人の最も良いところ)なわけねぇだろ」とぶちまけた。そしてNasは怒りにまかせてJay-Zのトラック“Ether”をパフォーマンスし、それを終えると、「クソったれRussell Simmons」とDef Jam Recordsの創始者をショッキングな言葉で攻撃した。

また、Nasは彼の曲“K-I-S-S-I-N-G”をプレイするとき、アルバム『I Am...(The Autobiography)』('99年)でのR. Kellyの“When A Woman's Fed Up”のトラックの代わりに、Sadeのインストゥルメンタル・トラックを使った。

ストリートでの信頼を守り抜くことでNasはそのキャリアの本質を明らかに高めている。「これ以上、コマーシャルな音楽を作ったりはしない」と自ら公言したキングは、好評アルバム『Stillmatic』からの最新シングル“One Mic”でこの日のセットを締めくくった。

Billy Johnson Jr., Los Angeles LAUNCH.com
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