ジョージ・マイケル、ジョン・レノンの“Imagine”ピアノを購入した理由を語る

George Michaelは、John Lennonが“Imagine”の作曲に使ったピアノを購入した背景について理由を説明した。Michaelは声明の中で次のように述べた。「“Imagine”は歴史的に見て平凡なポップソングに埋もれるような歌ではない。音楽と信念で世界を変えることができると、子供じみてるけど純粋にそう信じていた人々が、その思いを表現した時代、ポップカルチャーの中の頂点を記憶にとどめておくことによって、いつの日かこの曲はそのシンボルとなるというのが僕の正直な気持ちなんだ」

また、Michaelは同じ声明で、Lennonと“Imagine”について理解不足ではないかと思わざるをえない人が世の中にはいる、としている。彼は「東京（外国人恐怖症だが事実）のようなちっぽけな手の中に収めておきたくなかったんだ」と記述し、さらに「これは一種の投資だと思う（実際、大きな投資だ。あの晩EMIの連中はどこに行ってたんだ？）」と付け加えている。

Michaelは同時に、ポップミュージックの現状、特に世界中でチャートの上位にランクしているいくつかのポップグループを批判し、アーティストのマネージメント業務とレコード会社も厳しく非難した。Michaelは次のように書いている。「なぜ、言われたことをせず、他人の意見も聞かず、妥協することを知らない頑固なシンガー／ソングライターと一緒に仕事をしなければならないのか。あんたは芸能学校から４、５人のちょっとルックスのいいガキを引っ張ってきて、スターの座に押し上げた。そしてナンバーワンになればあらゆる名声を欲しいままにできる。なぜかって、みんな分かっているんだよ。奴らはくそったれだけど、君は、そう、企業に勤めている友よ。君はまったくマーケティングの天才だってことを！」

記：Bruce Simon、ニューヨーク