【連載】Vol.082「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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QUNCHO & CHUJI 20周年LIVE 大ベテランならではのファンキーでブルージーな素晴らしいステージ~KOTEZ & YANCYもお祝い演奏に駆けつけた~


▲左からKOTEZ QUNCHO CHUJI YANCY

2019年11月23日、東京・高円寺JIROKICHIで“Quncho & Chuji 20th Anniversary二人合わせて140歳!”を楽しんだ。ファンキーなR&B とブルースをこれでもかと連射。ベテラン故の実にエモーショナルなステージングに僕らは酔いしれ楽しむ!Q&C、K&Yは西新宿にあったHIDEAWAYでライヴを続けていたことは知る人ぞ知る話だ。Q&Cとの出会いを思い起こすと…。

45年前、1974年僕はスリー・ディグリースに続き二度目の海外アーティストのMCをすることになった。アイク&ティナ・ターナーである。彼ら自身三度目で結果的にアイク&ティナとしては最後となった来日公演。当時は殆どの外タレ・コンサートで日本のバンドが前座を務めた。74年のアイク&ティナ・ターナー・レビューもしかり。そう言えば、アイクの我儘事件で開演がすごく遅れた京都公演は印象深い。何と同地宿泊HTLの部屋を直ぐにグレードアップしなければ演奏はしないと悪態をつき二部の開始が30分以上も遅れた。その間僕はPAトラブルにつき少しお待ちくださいと何度も何度もステージに立つ羽目になった。バック・バンドのファミリー・ヴァイヴスからこんなことは日常茶番時、もうすぐ始まるから大丈夫だよと教えてもらったことを想い出す(その少し後、74年秋にティナはアイクのDVに耐え切れず彼のもとを去る。その後のティナをサポートしたのがキース・リチャーズ、ロッド・スチュワート、ミック・ジャガーらだ)。

その京都公演の前座を務めたのが以降仲良しになるキーボーこと上田正樹が率いるサウス・トゥ・サウスだ。このサウス・トゥ・サウスのメンバーだったのがQunchoだったのだ。実はこの日リハからJIROKICHIを訪れこの話しで二人は大いに盛り上がった。一方Chujiと初めて会ったのは40年以上前。1970年代中期から後半にかけてLA出身のビーン・ブラザーズが東京ディスコ・シーンで活動していた。その二人のバックを務めたのがサックスの荒川達彦率いるザ・グレイト・アメリカン・ミュージック・バンドであった。彼らのステージでたびたびMCを務めた関係で、プライベートでのLA観光の時はビーン・ブラザーズにいろいろガイドしてもらった(笑)。荒川さんのサックス僕は大好きでGAMBから荒川バンドになってからもよくライヴを楽しんだ。Chujiはその荒川バンドのメンバーだった!

さてライヴ・レビューに入ろう。この日のQUNCHO & CHUJI 20周年LIVEには二人を師と仰ぐKOTEZ & YANCYもお祝い演奏に駆けつけた。



オープニング・アクトはそのKOTEZ(ブルース・ハープ/ヴォーカル)& YANCY(キーボード/ヴォーカル)である。二人とはいろんな所で頻繁に会ってる、僕の仲良しだ。

オープニング・チューンは「Many Rivers To Cross」。“遥かなる河”という邦題で知られるジミー・クリフ1969年のナンバー。ジミー主演72年映画「ハーダー・ゼイ・カム」で多くのファンに浸透した。しっとりとしたそのバラードをグラサンKOTEZは切々と歌い上げる。



ニッキー・ホプキンス大好きYANCYのキーボードもとてもドラマティック。ファースト・ソングから大きな拍手。



続いてはミスター・ソウル、サム・クック代表作1962年の「Bring It On Home To Me」、Billboard誌R&Bチャート2位HOT100で13位を記録。KOTEZはここでもバラード歌手としての魅力をしっかり醸し出す。そしてブルース・ハープがここで登場。早くもそのブロウぶりに大声援、“Yeah”“Yeah”会場が完全一体化なのだ。後半は個性溢れたブルースにアレンジ、YANCYのピアノが堪らない!

この雰囲気になれば此処でマディ・ウォーターズ、「Don't Go No Farther」、1956年の話題作でR&Bチャート9位。勿論ウィリー・ディソン作品だ。グルーヴ溢れるKOTEZのハープに観客は堪らず大喝采。“Love Somebody”!



そして今度はヴァン・モリソン(僕はゼムの大ファンだった)1970年の素晴らしきアルバム『Moondance』収録の「Crazy Love」をYANCYが歌い上げる。そこにKOTEZのハープもジョインして実にドラマティック。アーシー、ダウン・トゥ・アース、スワンプ…あの時代をリアル・タイムで過した爺は思わず“Love Love Love Love Crazy Love”客席でコーラスしてしまう。リタ・クーリッジとの電話インタビューでの彼女の”Crazy Love“発言も想い出す…。

YANCYがニューオーリンズで修行していたことはファンならよくご存じだと思うけど、そのNOを代表するブルース・ピアニスト、プロフェッサー・ロングヘア64年の話題作「Big Chief」。YANCYセレクション。ということでヴォーカルはYANCY。



イントロのキーボード&ハープ・パートからオーディアンス手拍子で盛り上がる。コール&レスのところでもNOサウンドがエクスプロージョン。アップ・テンポのゴキゲンな展開、YANCYのローリングする様がぐっと輝く。これは是非ドン・ウォズにも聴いてもらいたいな!因みにポール・マッカトニーはプロフェッサー・ロングヘアが大好きなのだ。

そして手拍子でマジック・サムお馴染み「That's All I Need」が登場。1967年のあの名作『West Side Soul』収録。KOTEZがシャウトする、観客も♪That' All I Need♪で答える。ブルース・ハープもしっかりブロウしYANCYのピアノもまたまたローリングしていくのだ。

7曲目もお馴染みの楽曲が登場、T-ボーン・ウィーカー「Call It Stormy Monday(But Tuesday Is Just As Bad)」、1948年にR&Bチャート5位を記録。しっとりとしたムードの中でこのスタンダードを味わう。



前半最後はニューオーリンズの巨匠、ファッツ・ドミノの代表作「Blueberry Hill」。1956~57年にかけての大ヒット。HOT100で2位R&Bチャート11週1位。僕は74年の初来日ステージにこのナンバーが登場したことを想い出す。原曲よりぐっとスロー展開でYANCYが歌う。そう、ポール・マッカトニーはファッツ御大をこれまたリスペクトしている。



そしていよいよ“二人合わせて140歳!”ステージ、二部が始まる。Quncho & Chujiの登場。



1曲目は「Let It Be」。ビートルズ70年の大ヒット、HOT100で1位を記録した。そんなB4ナンバーをぐっとソウルフルにQCヴォーカルで聴かせる、オーディアンスにブルージーな雰囲気をダイレクトに投げかける。そしてQCの泣きのギターが心に沁みる…。エンディングはB4『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Bnad』から「With A Little Help From My Friends」なのだ。

ここでQCのMC、「年末から封切りの映画“男はつらいよ お帰り 寅さん”にChuちゃん、どこかで数秒出演しています。浅丘ルリ子さんと後藤久美子さんと吉岡秀隆さんがお喋りしているシーン。是非観に行ってください」。

2曲目は「Route 66」。1940代スタンダード、46年にナット・キング・コール、ビング・クロスビー&アンドリュー・シスターズで話題となりその後多くのアーティストがカバー。ロック・ファンにはチャック・ベリーのヴァージョンをコピったローリング・ストーンズでもお馴染みだけど、この日のステージではQCのジャジーなギターを思いっきりフューチャー。オーディアンスそのGTRに大歓声だ!



ユニット結成して以来QCが初めてどうしても歌いたい新曲があるとChujiにリクエストしレパトリーに加わった楽曲が登場、「Don't Know Why」だ。ジェシー・ハリス作詞作曲、ノラ・ジョーンズの2002年の話題作でHOT100では30位を記録。そしてこのナンバーは第45回グラミー賞で“Record Of The Year”と“Song Of The Year”を受賞している。今宵の感動のステージングに大きな拍手がわいた。



今度はスティーヴィー・ワンダー楽曲の登場。アップ・テンポの「Superstition」。1972年大ヒット・ソング、HOT100とR&Bチャートともに1位に輝いた。ダンサブル&ファンキー、WOWライド・オンなのだ!

そして「Love Me Tender」、エルヴィス・プレスリー代表作、1956年にHOT100で1位を記録した。QCの代表作でもあるのだ。スロー・バラードの名作をQCが切々と歌い上げる。そしてChujiのサザン・フィーリング溢れるギターにも聴き惚れる…。



6曲目はレイ・チャールズ代表作「Unchain My Heart」。1961~62年ヒット、HOT100で9位R&Bチャート1位。スローにアレンジしてのステージング、オーディアンスがコーラス♪Unchain My Heart♪でジョイン。会場がより一体化…。



再びスティーヴィー楽曲の登場。“愛を贈れば”の邦題でも知られる「Send Her Your Love」。ChujiのMCでも紹介された通りとても美しい作品。1979年のアルバム(サウンド・トラックでもある)『Journey Through The Secret Life Of Plants』収録のスロー・バラード。始終彼らのプレイは観客を魅了。



最後は「Licking Stick」。勿論JB、ジェームス・ブラウンのヒット作、1968年にHOT100で14位R&Bチャート2位を記録。僕はこの頃“the other~GET”や“MUGEN”でよく踊った。そんなファンキー&ダンサブル・チューンを二人は見事に仕上げた。実にリズミック、ここへJBが観に来ていれば大絶賛してくれたことだろう。



そしてアンコールはQUNCHO & CHUJI with KOTEZ & YANCYの4人でのパフォーマンス。



1曲目はスロー・ブルースのイントロ、何だろうかと注目しているとQCのヴォーカルが始まる、ビートルズ「Can't Buy Me Love」だ。64年にHOT100で5週1位を記録している。見事スロー・ブルースにアレンジしての披露。間奏でのYANCYのキーボードが実にダウン・トゥ・アースなのだ。そしてKOTEZのハープでよりブル―ジーな世界へ。そして140歳ギターズも鋭いキレ…。これぞブルース、その魅力をたっぷりと味わう。



そして手拍子でアンコール2曲目。「Walking The Dog」、何度か来日したこともあるメンフィス・ソウル親父ルーファス・トーマスの1963年ヒット。HOT100で10位R&Bチャート5位を記録している。ローリング・ストーンズやエアロスミス他がカバーしているのは有名。この名作をスローに衣替えさせジャジャジャ・ジャスト・ウォーキン、4人のそれぞれの演奏ぶりをしっかりと楽しむ。







予定ではここでフィニッシュ、業界用語で言うところのお客さん出しBGMもかかったけど大拍手&大声援は鳴りやまずアンコール・パート2。勿論4人が再々登場!QCの音頭でカンパ~イ。



そしてレイ・チャールズの「What'd I Say」、1959年の名作HOT100で6位R&Bチャート1位、“なんと言ったら”。QCのソウルフルなヴォーカルをこれでもかと全面へ、モチあの掛け合い(コール&レスポンス)で場内はこれまでになく大盛り上がりなのだ。

そしてファイナルは老人から若者へ繋ぐ歌「What A Wonderful World」。サッチモことルイ・アームストロングが1968年に発表。UK/ミュージック・ウィーク誌シングル・チャートでは1位に輝いたが本国アメリカでは“BUBBLING UNDER 100”116位に止まった。その後88年に映画「Good Morning, Vietnam」挿入歌として使われ世界中で注目されHOT100で32位までランク・アップしている。QCはソウル・レビューの楽しさをふんだんに取り入れてのステージングで大喝采。後半は日本語詞「なんて素敵な世界なんだろう」(西岡恭蔵)でKOTEZが歌う。まさに“老人から若者へ繋ぐ歌”シーン、感動的なLIVEは終了した。


Pic.by K.Sato

☆☆☆☆☆

【書評】
「billboardを呼んできたサラリーマン~電鉄会社の傭兵たちが作った夢の棲家★北口正人」(ダイヤモンド社)


▲提供:Billboard Live TOKYO

ひと月に一度、多い時は毎週のように足を運びライヴを楽しませてもらっているBillboard Live TOKYO。ロック、ソウル、ジャズ…最近ではジャパニーズ・ミュージシャンのステージも味わっている。そのBLTやBillboard Live OSAKAの最高責任者、北口正人氏が書き下ろした“ビルボード日本上陸物語”である。ヒット・チャート大好きな僕は1960年代前半からビルボード誌やキャッシュ・ボックス誌のランキングを見つけては毎週のように大学ノートに書き込んでいた。高校3年、1968年からはビルボード誌を定期購読、毎週エア・メール便で送ってもらっている。Joel Whitburn's Record ResearchのBBチャート本はカントリーからR&B、クリスマスまで何十冊と棚に並んでいる。大昔のHOT100をこのコラムでも時折ご紹介している。そんなビルボードという名称で我が国にクラブ&レストランがオープンしたのは12年前。音楽フリークが感嘆させられたミュージシャンたちが次々に登場。個人的なことを言わせもらえば10年前に朋友ミック・テイラーと再会出来たのもビルボードのおかげである。BLT登場アーティストには何度もインタビューしている。その予定は2020年1月、2月もしっかり組まれている。恥ずかしながらBLTのステージに引っ張り上げられダンスしたこともある(汗)。


▲ブルース・ブラザース・バンドのステージに引っ張り上げられてダンスする筆者 その日の終演後バック・ステージで朋友スティーヴ・クロッパーにお褒めの言葉を頂く!? 提供:Billboard Live TOKYO

そんなBillboard Liveはタイガースでお馴染み阪神コンテンツリンクが運営。同社はその前に大阪ブルーノート、そして福岡ブルーノートを手掛けた。1990年、大阪ブルーノートの運営責任者となった北口氏はジャズ・アーティストを次々に招聘していく。関西や九州ということでその時代は彼と僕の交流はなかった。本書にも登場する、2001年に翌年NAGOYA Blue Noteをオープンさせるダイテックの堀誠会長、堀誠一郎社長に北口氏を紹介してもらった。その後彼はブルーノートからビルボードへと手綱を変換していく。
本書は北口氏が電鉄会社勤務の一サラリーマンからプロモーター、イベンター、飲食業…と幅広いビジネス・コンテンツに勇敢に取り組みながら音楽シーンで大きなパワーを発揮していく足跡が脈々と著されているのである。多くのミュージシャンを招聘していく中での苦労話、抱腹絶倒エピソードなど音楽ファンとしては堪らない内容となっている。僕は現場で懸命に行動する男の息を感じ一気に読破した。それだけではない、本書はビジネス書&人生書としても勇気がもらえる。起業を考えている多くの若者、就職活動している学生諸君、ビルボード出演を目指している若手ミュージシャン。体育会系学生だってきっと本書はパワーになってくれる。「billboardを呼んできたサラリーマン~電鉄会社の傭兵たちが作った夢の棲家」をしっかり読み返しながら新しい年へ向かってチャレンジなのだ!

☆☆☆☆☆

【ライヴinfo(1)】
◆ジェイソン・イズベル



サザン・ミュージック愛好家の間では早くから注目されたジェイソン・イズベルが初来日だ。第58回、60回グラミー賞でも注目されたアラバマ生まれの40歳、20年前からフェイム・スタジオで働いていた。その後ドライヴ・バイ・トラッカーズで活動。この10年余りはジェイソン・イズベル・アンド・ザ・400・ユニットでシーンを闊歩。ソロ名義も含め着実にアルバムを発表している。最近はシェリル・クロウのレイテスト・アルバム『Threads』(キース・リチャーズも登場)にディラン楽曲で参加したり、映画『アリー/スター誕生』での「Maybe It's Time」で話題を振りまいている。初来日を記念してBSMF RECORDSから『Jason Isbell and The 400 Unit/ジェイソン・イズベル&ザ・400・ユニット』『Here We Rest/ジェイソン・イズベル&ザ・400・ユニット』『Southeastern/ジェイソン・イズベル』『Something More Than Free/ジェイソン・イズベル』『The Nashville Sound/ジェイソン・イズベル&ザ・400・ユニット』5作品が一挙にリリース。


▲提供:BSMF RECORDS

カントリー、フォーク、サザン・ロック、ルーツ・ミュージック、フェイム・サウンド、1960年代ポップス、そしてストーンズまでを感じさせるその独特なROCKはまさに“ホンモノ”なのだ。ステージが楽しみだ!
*2020年1月13日 Billboard Live TOKYO
ファースト・ステージ 開場15:30 開演16:30
セカンド・ステージ  開場18:30 開演19:30
http://billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11749&shop=1

【ライヴinfo(2)】
◆タンク・アンド・ザ・バンガス



ニューオーリンズからホットなファンク・バンドが登場、タンク・アンド・ザ・バンガスだ。タリオナ“タンク”ボールを中心にこの8年、めきめき頭角を現してきている。ニューオーリンズ・ジャズ・アンド・ヘリテッジで注目され6年前にアルバム発表。そして2019年夏遂に『Green Balloon』でメジャー・デビューした。ここにはアレックス・アイズレーやロバート・グラスパーもジョインしている。


▲提供:ユニバーサルミュージック

多くの偉大なミュージシャンを生んだNOから若いパワーが打ち上げられたのだ。タンク・アンド・ザ・バンガス、最近ではノラ・ジョーンズとのコラボレーションでも話題を集めた。そして第62回グラミー賞“Best New Artist”にノミネートされている!!Blue Note TOKYOでのステージに向けてUS離陸直前に彼女たちはその結果を知ることに…。勿論初来日だ!
*2020年1月31日 Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:30 開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:15 開演21:00
*2020年2月1日 Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場16:00 開演17:00
セカンド・ステージ  開場19;00 開演20:00
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/tank-and-the-bangas/

【ライヴinfo(3)】
◆RONIN


▲左からリック・マロッタ スタンレー・シェルダン ワディ・ワクテル ダン・ダグモア

2019年5月、ダニー・コーチマーandイミディエイト・ファミリーの一員として来日したワディ・ワクテルにインタビューした。その際RONIN再結成についてもいろいろやり取りして盛り上がった(Vol.71)。このことを読者諸賢は憶えていることだろう…。
https://www.barks.jp/news/?id=1000168140
RONIN、ワディ中心の4人組はリンダ・ロンシュタット・バンドとして1970年代に活躍した。79年にRONINを結成。ダン・ダグモア(GTR)、スタンレー・シェルダン(BS)、リック・マロッタ(DS)そしてワディ(GTR VOC)。メンバー全員が凄腕揃いのミュージシャン。その名は我が国でもウエスト・コースト・ロック・ファンを中心に知れ渡っている。4人は翌80年にアルバム『RONIN』を発表。プロデュースはリンダ繋がりで勿論ピーター・アッシャー(ピーター&ゴードン)。



今回の“初来日公演”では『RONIN』からのナンバーが中心になると思うけど、彼らは再結成記念アルバムの制作を進めているらしい。きっと新曲もいくつか登場することだろう。
*2020年2月11日 Billboard Live TOKYO
ファースト・ステージ 開場15:30 開演16:30
セカンド・ステージ  開場18:30 開演19:30
http://billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11798&shop=1
*2020年2月13日 Billboard Live OSAKA
ファースト・ステージ 開場17:30 開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30 開演21:30
http://billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11800&shop=2

【ライヴinfo(4)】
◆アンクル・アシッド&ザ・デッドビーツ



2009年UKケンブリッジでケヴィン・スターズが中心となって結成された“Uncle Acid & The Deadbeats”。11年にカテドラルのリー・ドリアンの目に留まり彼のレーベルRise Aboveよりアルバム・リリース。13年にはブラックサバス最後のアルバム『13』のヨーロッパ・ツアーのサポート・アクトに抜擢されるなど重鎮から支持を集める。そんなムーブメントの中で欧米にて人気上昇中のアンクル・アシッド&ザ・デッドビーツ初来日公演が決定した。ヘヴィで怪しげ、憂いを帯びたメロディーに独特なポップさを感じる一度聴いたら癖になるサイケデリック・ロック・ワールドなLIVE!乞うご期待!!
*2020年3月11日
開場 18:00  開演 19:00
会場 東京・渋谷クラブクアトロ
*2020年3月12日
開場 18:00  開演 19:00
会場 大阪・梅田クラブクアトロ
http://www.mandicompany.co.jp/UncleAcid.html

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