『パルプ・フィクション』のオープニング曲で知られるギタリストのディック・デイル死去
映画『パルプ・フィクション』のオープニングでフィーチャーされた「Misirlou」で知られる名ギタリスト、ディック・デイルが土曜日(3月16日)、81歳で亡くなった。心臓麻痺だったと伝えられている。
◆ディック・デイル画像
“サーフ・ギターの帝王”と呼ばれたデイルは1958年にデビュー。独自のスタイルを築き上げ、それを象徴するデイル(&デルトーンズ)・ヴァージョンの「Misirlou」(1962年)がヒットした。同曲は90年代半ば、『パルプ・フィクション』で取り上げられ、再度人々を魅了した。
ブライアン・ウィルソンは、「ディック・デイルが亡くなったと知り、残念だ。ディックのギター演奏は、僕らみんなに大きな影響を与え、僕らは1963年、Surfin’ USAアルバムで“Misirlou”をカバーした。ディックの家族にLove & Mercyを」と追悼の言葉を寄せた。
スラッシュは「RIP #DickDale」とその死を惜しみ、ジョー・ボナマッサは「安らかに、ディック・デイル…真のオリジナル、カル・サーフ、アメリカのアイコン、そして最高級の紳士」と、パブリック・エナミーのチャックDは「ディック・デイルはDoPEだった R.I.B」と、その才能や人柄を偲んでいる。
ディックのギター奏法は、サーフ・ロックのみならずガレージ・ロックやヘヴィ・メタルにも影響を与えたと言われる。
合掌。
Ako Suzuki