ニック・メイスン「ピンク・フロイド初期の曲、思っていた以上に難しかった」
ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイスンはこの春、スパンダー・バレエのゲイリー・ケンプ(G)、ピンク・フロイドのツアー・メンバーだったガイ・プラット(B)、ザ・ブロックヘッズのリー・ハリス(G)、プロデューサー/作曲家のDom Bekenと、ピンク・フロイド初期の曲をプレイするバンド、Nick Mason's Saucerful Of Secretsを結成したが、シド・バレットが作った曲を再び学び直すのは思っていた以上に難しかったそうだ。
◆ニック・メイスン画像
メイスンは『Billboard』誌にこう話した。「永遠の楽観主義者としては、すぐに戻ってくるだろうって思ってた。悲しいことに、僕は間違ってたよ。シドの作品は、吟味し始めてみたら、思っていた以上に複雑なところがあった。ポップ・ソングの多くのように8小節やミドル・エイトで作られているとは限らない。予測してたのとは違うバーがよく現れる。そういう意味では、楽しかったし、曲の雰囲気を掴むのは挑戦でもあった。でも、僕ら、必ずしもシドやデヴィッド(・ギルモア)そのものになる必要はなかったけどね」
Nick Mason's Saucerful Of Secretsは5月にロンドンのクラブで4公演を開催。好評だったため、その後、9月に計21公演のヨーロッパ/UKツアーを行なうことが発表された。メイスンは、これだけポジティブな反応があるとは思っていなかったそうだ。
Ako Suzuki
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