【ライブレポート】CLΦWD、初ワンマンをソールドアウト。「理想郷へようこそ!」

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8月22日、CLOWDが池袋EDGEにて<CLOWD 1st ONEMAN LIVE 「理想郷」>を行なった。

◆CLOWD ライブ画像

オフィシャルから届いたライブレポートを掲載する。

※CLOWD、KOU(Vo):「O」の正式表記は「O」にスラッシュ

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2015年1月に活動を始めた青年達は、自ら描いてきた理想を追いかけがむしゃらに走ってきた。2015年8月22日に、その一つの集大成となる初めてのワンマンライブを池袋EDGEで開催。チケットは発売開始1分で即ソールドアウトし、シーンからの高い期待度がうかがえるものとなった。

会場内には日本の夏を感じさせるBGMが鳴り響き、瞬く間に超満員のオーディエンスで包まれた。BGM の音量が上がったと思うとアナウンスで登場したのはニコニコ生放送『ニコびじゅ』やTOKYO MXで放送中のテレビ番組『LIFE IS V』でお馴染みのお笑いタレント 星野卓也だ。CLOWDとの共演も多い星野の登場に沸く会場内。一通りのアナウンスをした後に、星野は楽屋へ潜入し、メンバーへインタビューをするというCLOWD流のおもてなしが行なわれる。


会場内に登場SEが鳴り響きムービングライトが廻り出す。普段と違う一連の流れにオーディエンスの期待度も高まる。幕が開き、そこにはセンターに集う4人が。大きな歓声の中、1曲目に必ず演奏される「WAKE UP」がスタート。続いて8月5日発売の1stシングル「#夏の微熱」よりカップリングナンバー「レッドホット・ディスコ」。タオルを回す為に書き下ろしたという本楽曲で、会場内は一面のタオル畑へと移り変わる。そのまま勢いを落とすことなく「CHECK MATE」ではモッシュとダイブが交互に繰り広げられた。

「理想郷へようこそ!」KOU(Vo)がオーディエンスに声をかけ「Take_53」でヘドバンの嵐。続いて「Liar’s Game」では、シンコペーションの効いたソリッドなサウンドでファンを魅了すると冬真(G)にスポットライトが当たり、ギタープレイのみで会場を巻き込む。


暗転し「独裁しようか。」とKOU が囁くと、悲鳴のような歓声が起こり会場内を大きく揺らす。途中機材のトラブルにより同期が止まったが、「大きな声で埋めてくれ!」とKOUが叫び、楽器陣がアドブリで演奏を続ける。突然のトラブルに揺るがず対処する様子は、活動をスタートしてから7ヶ月で育まれたチームワークの結晶ではないだろうか。

ここまで6曲を畳み掛けてきた彼らだが、「少し、話そうよ。」というKOUのきっかけでMCに入る。話し出してみたはいいものの、この7ヶ月を振り返るとメンバー同士で罵り合うばかりだったということに気づく。それも内容は「ブス」「スタバおごれ」「ゲームのオチを話されたから許さない」などといった微笑ましいもの。中学生の頃、友人の家で繰り広げられた会話を思い出し、その仲の良さに見ているこちらまで笑みがこぼれるほどだ。たくさんのファンに支持される理由は、楽曲の良さだけではないのだなと確信した。
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