ブライアン・ウィルソンの家族、ジェフ・ベックの発言に反論
2013年秋、ブライアン・ウィルソンとジョイント・ツアーを行ったジェフ・ベックが、ウィルソンに対しやや否定的な発言をしたことに、ウィルソンの家族が異議を唱えた。
◆ブライアン・ウィルソン&ジェフ・ベック画像
ジェフ・ベックは5月、『Classic Rock』誌のインタビューで、ウィルソンとのツアーは「ちょっと悪夢だった」「彼は話さない。明らかにケアが必要だった。でも、これは俺の意見に過ぎないが」「4日間そこにいて、彼が部屋にいることに気づかなかった。ものすごく静かなんだ。一言も発しなかった」と、うまく意思の疎通が取れなかったことに不満をもらしていた。
これに憤慨したウィルソンの娘Carnieは、『Daily News』紙にこう語った。「彼はそう言う前にビールか何か飲んでたの? 軽率だし的外れだわ。私は、ツアーでは2人とも楽しい時間を過ごしていたと思っていた。ツアー中、ジェフとステージで共演する父を毎晩観てた。父は椅子に腰かけてジェフ(の演奏)を観ていなくてはならなかったけど、彼が「Surf's Up」をプレイするときはいつも畏敬の念を抱いていたわ」
もう1人の娘Wendyも「同僚や一緒に働いている人のことはサポートすべきだって思うわ。反対のことを考えているときでさえ、いいこと言うのがマナーよ」と話した。
Carnieはまた、72歳になった父にはもっとゆっくりしてもらいたいと考えているそうだ。「72歳で元気よ。ちょっとのんびりしつつあるけど、そろそろそうしたっていい頃ね。私はそうしてもらいたいわ」「15年間ツアーやってきて、やりたいことは何であれ続けてきた」「でも、スローダウンしてもらいたいの」
ジェフ・ベックとブライアン・ウィルソンのツアーは2013年秋、ひと月をかけて20都市を周った。
ジェフ・ベックはこの夏、ZZトップとのジョイント・ツアーを行う。
Ako Suzuki, London
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