ジェフ・ベックの名盤が日本盤アナログLPで復刻、なんと45回転仕様も
2024年、ジェフ・ベックの生誕80周年を記念し、エピック・レコードに残した名盤の数々が日本盤アナログLPで復刻されることが決定した。
1971年に発表した第二期ジェフ・ベック・グループの1作目『ラフ・アンド・レディ』から、2003年発表のソロ名義9作目でエピック時代の最後のアルバムとなった『ジェフ』までの計13タイトルが、2024年7月、9月、11月、2025年1月の4期に分けて一挙発売される。
「JEFF BECK EPIC YEARS 1971-2003」の第1弾はジェフ・ベックがバンド形態としてブルース・ロックの枠を超えてソウルやファンクに接近、次々と斬新なアプローチを披露していった『ラフ・アンド・レディ』『ジェフ・ベック・グループ』『ベック・ボガート&アピス』の3枚で7月24日に発売。
『ラフ・アンド・レディ』
『ジェフ・ベック・グループ』
『ベック・ボガート&アピス』
第2弾は完全なソロ・アーティストとしてキャリアを歩み始め、ロック史上に燦然と輝く名盤となったジェフの2大傑作『ブロウ・バイ・ブロウ』と『ワイアード』、そしてライヴ・アルバムの『ライヴ・ワイアー』で9月25日に発売される。
『ブロウ・バイ・ブロウ』
『ワイアード』
『ライヴ・ワイアー』
いずれも1970年代以来の日本でカッティングを施した国内プレス盤だが、特に注目すべきは『ブロウ・バイ・ブロウ』と『ワイアード』で、この2作品のみ通常の33回転ではなく、45回転の2枚組仕様で発売される。これら45回転仕様は、かつてアメリカの高音質盤リイシューを専門とするレーベル「Analogue Productions」より完全生産限定でリリースされたことがあり、現在も中古盤市場ではかなりの高額で取引されているファン垂涎の仕様。これまで原盤元のエピック・レコードからは一度も登場していない仕様となっており、今回が日本盤としても初の45回転仕様となる。
続く第3弾は11月27日、第4弾は2025年1月22日の発売を予定しており、第4弾発売の3タイトル『フー・エルス!』『ユー・ハッド・イット・カミング』『ジェフ』に関しては、CD全盛時におけるリリースで今日に至るまでアナログLP自体が存在していないことから、これが世界初のアナログ盤化となる見込みだ。
「JEFF BECK EPIC YEARS 1971-2003」
●国内カッティング&プレス盤
●解説・歌詞・対訳付
1LP:¥4,400(税込)/ 2LP:¥6,380(税込)
<第1弾>7/24発売(1971-1973作品)
1.『ラフ・アンド・レディ』 SIJP 1125
2.『ジェフ・ベック・グループ』 SIJP 1126
3.『ベック・ボガート&アピス』 SIJP 1127
<第2弾>9/25発売(1975-1977作品)
4.『ブロウ・バイ・ブロウ』 SIJP 1128~9(45回転2LP仕様)
5.『ワイアード』 SIJP 1130~1(45回転2LP仕様)
6.『ライヴ・ワイアー』 SIJP 1132
<第3弾>11/27発売(1980-1993作品)
7.『ゼア・アンド・バック』 SIJP 1133
8.『フラッシュ』 SIJP 1134
9.『ギター・ショップ』 SIJP 1135
10.『クレイジー・レッグス』 SIJP 1136
<第4弾>2025/1/22発売(1999-2003作品)
11.『フー・エルス!』 SIJP 1137
12.『ユー・ハッド・イット・カミング』 SIJP 1138
13.『ジェフ』 SIJP 1139
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